子育ては「嬉しさの量」も「イライラの量」も増えるから、嬉しさを意識したい

 昨年の10月に待望の第一子が生まれてから、早くも6ヶ月が経とうとしています。私は、職場の協力もあって育児休業を取得しており、妻と一緒に子育てを行っています。
 今回は、およそ6ヶ月の子育てで私が実感した「嬉しさ・イライラ」に関するnoteを書きました。

○目次
・子育ては「嬉しさの量」も「イライラの量」も増える
・子育ての「嬉しさ」を意識して、体感する量を増やしていく
・子育て以外の「嬉しさ」も体感する量を増やせる

○子育ては「嬉しさの量」も「イライラの量」も増える
 子育ては、嬉しさとイライラの両方をもたらすものだと思います。子育てをしなければ、我が子の笑顔や成長する姿を見ることはできません。これは、何物にも代えがたい嬉しさです。一方で、夜中で親が眠い中でも関係なしに覚醒してお世話を求めたり、理由も分からず泣き続けてしまうなど、子育てをしなければ抱くことのないイライラもあります。
 この嬉しさとイライラは、子育て前の夫婦生活で元々あった「嬉しさの量」と「イライラの量」に、それぞれプラスされていくものだと思います。嬉しさの総量がイライラの総量よりも多ければ「子育てをして良かった」と思えますが、逆であれば「子どもを持ったのは間違いだったかも……」と悲しい思いをしてしまうかもしれません。
 そこで私は、嬉しさの総量が増えることを意識するようにしています。

○子育ての「嬉しさ」を意識して、体感する量を増やしていく
 まず、嬉しさとイライラの感じ具合は、体感ですがイライラの方が明確に感じやすいと思います。イライラは、ともすれば命に係わる負の状況に関係していることから、私たち人間が元々素早く気づいて対応できるように、明確に感じやすいものなのかと考えています。一方で嬉しさの方は、命にすぐ直結するものとはいえないため、イライラと比較すると感じにくいものです。
 子育てにおいても、嬉しさよりもイライラをどうしても感じやすいので、嬉しさの方を意識して、体感する量を増やすことが大切です。私なりに嬉しさを意識するコツは、「①今までと変わった状況の中で、新しいことを見つける意識をする」「②今まで当たり前だと思っていたことの成り立ちを意識する」の二つです。
 子育てについては①が適用できます。子どもが生まれることは、それまでの自分の生活と比べて一大事の変化です。この変化により、私は子ども関係の新しいことをたくさん見つけました。「子どもはどのように成長していくのか」「子どもは、親がどんなことをすると笑ってくれるのか」といった子ども自身のことや、「子ども用の服や食器はどんなものがあるのか」「育児休業を取得したことで、平日にどんなところにいけるのか」といった子育てに関連することなど、たくさんの新しい発見をすることができました。人生において、新しい発見をすることは刺激とうるおいを与えてくれる嬉しいものです。子育てという今までと変わった状況において、どれだけ新しいことを見つけられるかが、体感できる子育ての嬉しさの量を決める重要なものになります。

○子育て以外の「嬉しさ」も体感する量を増やせる
 子育て以外の嬉しさを体感する量も、②の方法で増やすことができます。育児休業を取得して、一旦仕事から離れた状況でこれまで当たり前だと思っていたことを考えてみました。例えば、毎日定時に電車やバスが運行されているのは、運転手をはじめ現場のスタッフの方々が毎日出勤して適格に仕事をしてくださっているおかげです。毎日電気や水を使えるのも、同じくそれぞれの現場で働く方々のおかげですし(先月の電力ひっ迫でより強く感じました)、子育て関係の民間・行政サービスが受けられるのは、現場スタッフ以外にも民間企業についてはそれを利用している消費者が、行政については納税をしてくれる市民がいるからです。
 こうした、無意識に利用して当たり前だと思っていることの成り立ちを考えてみると、たくさん感謝をしたくなります。感謝の思いを持つと、不思議と嬉しさも感じることができます。

 子育ては嬉しさもイライラも増えるものですが、今回紹介した方法で体感できる嬉しさの量が増えて、子育てをしてよかったと思ってくださる方がいてくれたら嬉しいです。

 

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