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冷え性に、ポッカポカ

夫のマロは小さい頃からおじいさん、おばあさんと過ごす時間が多かったようで、小さい頃は薪で焚いてお風呂に入っていたそうです。マロの小さい頃の役目の一つに、豆炭(まめたん)アンカを布団にセットする仕事があったらしく、その話を日本昔ばなしを聞くように遠い目で聞いていた私は、聞き慣れない言葉を聞いて、豆炭アンカって、何???とふと我に返りました。以前母から、昔のコタツは炭を使っていて危なかったと聞いた事を思い出し、どうやらそれと同じものをアンカに使っている事がわかりました。母と同じ体験をしてるなんて、ますますマロが昔の貴重な体験をしてるなぁ、と羨ましく思うのでした。昔の風呂は薪で焚いていたので、燃える薪の横に豆炭を配置して豆炭に着火し、温まった豆炭をアンカに使うというシステムみたいです。

寒い昔の日本家屋になくてはならない物だったらしく、とっても暖かかったんだよー!という話を聞いて、極度の冷え性の私は、さっそくホームセンターバローへマロと繰り出しました。

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容器はこれです。ホームセンターバローで入手しました。ミツウロコのもので、4000円しないくらい。

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パカッ

ここに、着火した豆炭を入れて、付属の布袋で火傷しないようにくるみ、寝る数時間前に布団の足元らへんにセットしておきます。豆炭もホームセンターバローで入手

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着火した豆炭を乗せたところです。

豆炭アンカを買ってから気づいたけれど、今の一般家庭には、豆炭に火がつくほどの火力が無い!!

これは、マロも盲点でした…。昔は風呂を焚く薪が赤々と燃えている横で、家族6人分の豆炭を着火することなど、なんてことなかったのでしょう。薪の所に10数分放っておけば、ついでに豆炭は着火できたそうです。暖炉ほしいなー…。

ガスコンロで着火するつもりで炭用の鍋も買ってきたけど、現世の便利すぎる安全機能のせいで着火できませんでした。涙

ガスコンロの火力調整よ…。この便利すぎて不便利な機能のせいで、強火で鍋をあたためると、数秒で一番弱火に調整されてしまう…!!豆炭を入れた鍋を数分間強火で温めることが不可能だということがわかりました。

しょうがないので、安全機能が働かないように、鍋は置かずに直火でトングであたためます。ほんとは危険。

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これでもなかなか火が移らない…。根気よく10分くらいあっためて、マロのゴーサインが出たら、やっと熱源が確保されました。あとは、布団へ入れておくと、輻射熱で布団の中がコタツ並みに暖かいです!湯たんぽや電気アンカは比にならないくらい、冷え性の私にはまるで天国のようです。こんなに暖かいものがこの世にあるなんて驚きでした。暖かすぎて低温火傷には十分注意が必要なので、布袋の上にバスタオルをぐるぐる巻いて使っています。

すっかり豆炭に夢中ですが、残念なことに着火だけが難点です。ガスコンロのガス代もバカにならないし…。

そこでマロが考えたのが、火鉢でバーベキュー用の炭を着火し、そこから豆炭に火を移せないか…というアイデアでした。

以前から火鉢にも憧れがあったので、マロに中古で入手してもらいました!我が家に憧れの火鉢が!!やった!!

バーベキュー用の、簡単に火が点く炭も購入しました。

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さっそく炭に着火し、豆炭を上に乗せてみましたが、豆炭と接触している部分から、炭の火が消えていく…。

結果、何度試してもうまくいきませんでした。

なので、火鉢は豆炭の灰を戻すところとして使うことにしました。

今のところ、危ないけれどガスコンロの直火で着火する、という方法に落ちついています。

私は昔大好き人間なので、豆炭独特のにおいも大好きですが、一酸化炭素も発生するので、着火時には十分換気と注意が必要です。人によっては気になるかもしれません。しかし安全に気をつければ、これほどお布団を天国に変えてくれる熱源はないと思います!!

補足です。↓↓↓

豆炭生活は着火が難点でまだ解決できてません。なので、使うのは週末にとどまっています。本当は毎日使いたいですが…。あと、豆炭の勢いがよかったのか、ある日コゲくさいと思って布団をめくると、なんと!敷布団に敷いていたモコモコパッドが茶色く焦げていました!!!爾来、バスタオルを巻くようにしてます。すごい熱量です!!豆炭おすすめですが、使われる方は火傷、焦げ、一酸化炭素など(豆炭が燃えて一酸化炭素が充満する恐れがあるので、布団に顔を突っ込んで寝るのは危険です)注意して、ほかほか生活を楽しみたいものです。

※補足 豆炭生活、暖かくて最高ですが、触れてる部分の布団が茶色く焦げます!






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