トンボのつぶやき22(自己肯定感を育む子育て)
自己肯定感について
最近、「自己肯定感」という言葉がタイトルに入った本をよく見かけるようになりました。
それは、もしかすると自分が「自己肯定感」に興味を持っているからなのかもしれませんね。
でも、子どもを育てるときには、「自己肯定感を育む」という気持ちが大切だなととても感じます。
実用日本語表現辞典によれば、自己肯定感とは
”自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。自己否定の感情と対をなす感情とされる。”
ということになります。
もうすこしわかりやすい言葉でいうと
”自分のこと全てを「ありのまま」受け入れ、尊重する感覚”
という感じでしょうか。
自分のいい所もそうでない所も全てをそのまま大切にすることができると、必要以上に他人と比較して落ち込んだり、一度の失敗でひどく落ち込んだり、そんなことが少なくなるのですね。
絵が下手でも、歌が音痴でも、計算が苦手でも、どんな自分も愛せるのだから幸せな生き方ができそう。
じゃあ、どうしたらこんな子どもを育てられるのでしょう?
自己肯定感の育み方
一番大きなポイントは日頃の子どもへの声かけにあります。
「なんで失敗ばかりするの!」
という言葉をかけてしまうこともあるかと思います。
この言葉のどこが悪いのでしょうか?
さっき、”自分のこと全てを「ありのまま」受け入れ、尊重する感覚”と書きいました。
そう、「ありのまま」。
失敗してしまった自分を受け入れ、尊重する必要があるのですから、失敗を否定するような声かけは、自己肯定感をあげることができないのですね。
じゃあどうする?
と思うことでしょう。
「失敗は成功のもと」という誰もが知っているこの言葉が全てだと思うのです。
大切なのは、失敗から何を学ぶのかということ。
失敗してしまったお子さんと一緒になって、
「この失敗はいったい何を教えてくれてるんだろう?」
と考えてみることが大切です。
そんなやりとりを小さい頃から習慣にしていると、子どもは失敗を恐れることがなくなり、失敗から学ぼうとし、それを糧に成長していくことでしょう。
この姿こそが「自己肯定感」の高い姿なのです。
こうしたお母さんやお父さんの声かけの大切さをまとめた記事がこちらです。ぜひ、ご覧いただき、お子さんの自己肯定感を育んでいただけたらと思います。