見出し画像

JFK暗殺考その2 黒い貴族の家系、鉄の規律、ブラザーフッドへの反抗、儀式殺人

 「その1」からの続きである。

「F」は黒い貴族の家系

 ここからは、JFKが大統領になっていくまでの過程を、駆け足で追っていく。

 彼の血統と人生を踏まえることで、彼がなそうとしたことが、いかに驚異的であり、ブラザーフッドにとって脅威だったかが、見えてくる。

 彼が有名になっていく背景には、父親のジョゼフ・ケネディがいた。

“ブラザーフッドの「ピルグリム・ソサエティ」の一員だったジョゼフは悪党でもあって、マフィアなどの組織犯罪と深い関係を持っていた。財産を確実なものにしたのは、ウィンストン・チャーチルから、イギリスの酒類の米国への独占販売権を与えられてからだ。”
(アイク『大いなる秘密 下』p,332)

 以下、主要な点を列挙していく。

・ジョゼフ・ケネディ:ロスチャイルド家、ブロンフマン家の仲間(p,332)

・ブロンフマン家:「ユダヤ系」犯罪者の一族。カナダを拠点とし、巨大酒造会社シーグラムを所有(p,332)

・ロンドンのセント・ジェームス宮へアメリカ大使として赴任中のジョゼフ・ケネディをイギリスへ仲介したのは、アスター家と、ロスチャイルドの分家であるサスーン家(p,332)

・ジョゼフ・ケネディの妻ローズ:黒い貴族である、イタリアのフィッツジェラルド家の出身。1066年にウィリアム征服王がイングランドを征服したときに支援をしている(p,332)

・ジョン・F(ハニー・フィッツ)・フィッツジェラルド:ローズの父親、JFKの祖父。投票を不正操作して、ボストン市長になった人物。(p,333)

・フィッツジェラルド家はボストンのハノーヴァーストリートに住んでいたが、近くにはグリー・ドラゴン・タヴァンの跡地がある。ここにあったセント・アンドリューズ・ロッジは、アメリカ独立戦争を裏から操るのに関わっていて、ボストン茶会事件を計画したのもここだった。(p,333)

・ジョゼフ・ケネディは聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)のイギリス版会員(p,333)

・JFKの妻のジャッキー・ブーヴィエーのブーヴィエー家はラージーヴィル家と姻戚関係にある(p,333)

・ラージーヴィル家は1610年、ポーランドに聖ヨハネ騎士団(マルタ騎士団)を創設し、米国での同騎士団創設にも尽力している。(p,333)

・ケネディ家はマルタ騎士団のホスピス運動を支援している。これは、米国では、イエズス会が支配するジョージタウン大学にある「人間再生と生物倫理研究のためのケネディ研究所」を通して進められている。(p,333)

 ホスピス運動に関わっている人たちの大半は思いやりにあふれているが、同運動を裏から操っている連中の動機は、決して褒められたものではない。

 “ホスピス運動は、思いやりにあふれた顔つきで提案されているが、実は、安楽死への支持を集めるための見せかけにすぎない。(中略)安楽死がひとたび法律で受容されれば、それで一気に水門が開き、(ヘンリー・)キッシンジャーの言う「ムダ飯食い(ユースレス・イーターズ)」が合法的に殺されることになる。”(p,333)

 つまり、JFKの「F」は、数千年前にさかのぼる黒い貴族の家系を表わした名前だということになる。

 もしケネディ大統領が人生のどこかの時点で、自分の血統を調べたことがあったら、あまりの非道・腐敗に愕然としたことだろうと想像する。

 だが、彼の不幸は、血統・家系だけに留まらなかった。

JFKは鉄の規律の下で、愛情のない生活を送った

 マフィアなどの犯罪組織と深い関係をもっていた父親ジョゼフと、黒い貴族であるフィッツジェラルド家出身の母親ローズの「鉄の規律の下で、愛情のない生活」(p,333)を送ることを、JFKは余儀なくされた。

 “弟のテディ(エドワード)が生まれたことさえ知らされず、寄宿学校から帰ってみて、初めて新しい弟がいることを知ったほどだった。”(p,333)

 弟の誕生を知った時のJFKの気持ちを想像すると、察するにあまりある。
 
 だまし討ちをされたような気持ちになったのではないか。

 “抱きしめてもらうことも、愛情を示してもらうこともなく、ケネディ家の子供たちは、痛みを表に表わすことすら許されなかった。”(p,333)

 これは、今の基準からすれば、虐待とみなされ得る育児だろう。

 この「愛を理解しない家庭」という点では、ダイアナのパートナーだったチャールズのウィンザー家にも、同じことが言える。

 おそらく、両親から、ケネディ家の子供たちは、恐怖を植えつけられただろう。

 「痛みを表に表わすことすら許されなかった」という一節には、痛みを表わせば、罰が下ることが予想される。

 だから、「JFKの育てられ方は、エリートが自分たちの子供に使うマインドコントロール・テクニックの古典的な特徴を示している」(p,334)と、アイクは指摘するのである。

 いずれは、エリートたち、つまりブラザーフッドの世界支配に不可欠な駒になってもらう必要があり、アジェンダ推進を過不足なく行うロボットになるためには、人間らしい愛情は不要だったというわけだ。

 レプティリアンには、DNAレベルで共感能力が欠如しているので、これは当然のことだ。

 “JFKは、ごく小さいときから高い地位に就くべく教育された。それはブラザーフッドのためであって、ロスチャイルド家、タフト家、ラッセル家、ロックフェラー家といった古典的な家系、タイム・ライフ社を創設したヘンリー・ルースや、米国最強の新聞王ランドルフ・ハーストといったマスコミ王が彼を支持した。ケネディが政界に打って出たとき、ハースト所有の『ボストン・アメリカン』紙は、対立候補の有料広告の受付を拒絶している。”(p,334)

 言うまでもなく、ここに並んだ古い家系や、ルースやハーストも、レプティリアン側の人間である。

 しかし、ブラザーフッドの目論見通りに、事は運ばなかった。

ブラザーフッドへの反抗

 1960年にJFKが、「リチャード・ニクソンを破ってアメリカ大統領になり、弟のロビー(ロバート)が司法長官になると、二人が政策面および人材面で追求し始めたものは、金を出してくれる黒幕が予定していたものとはまるでかけ離れたことだったようだ。」(p,334)と、アイクは書いている。

 JFKは何をやろうとしたのか。

“ベトナム戦争からの撤退、ある種の無利子資金の導入、組織犯罪への攻撃(少なくとも表向きは)、そして、ケネディの言葉を使えば、CIAを解体して「粉々にする」という、その誓いだった。”(p,334)

 これは、ブラザーフッドあるいはレプティリアン血族のアジェンダに、完全に反している。

 おそらく、こうしたことが、低い位階のブラザーフッドメンバーにとっての、JFK暗殺の動機だっただろう。

 「血統も関係ない。アジェンダは、いかなる個人や家系よりもはるかに大切なのだ」から(p,334)。

 だが、アイクはこの暗殺にはそれ以上のものがあったと見ている。

 それに触れる前に、なぜ、いつ、JFKは、ブラザーフッドのアジェンダへの反抗を芽生えさせたのかを考えてみたい。

JFKはなぜ、いつ、ブラザーフッドへの反抗心を芽生えさせたか?

 この点について、アイクは分析をしていない。

 紙数の関係と、象徴主義というテーマを外れるのを懸念したのだろう。

 以下に記すのは、私の憶測である。

 少なくとも、大統領になる10年前には、既に反抗の意志を固めていたのかもしれない。

 マインドコントロールに気づく、何か、きっかけがあったはずだ。
 
 いずれ、JFKの伝記を読んでみないと、はっきりしたことは言えないが、マインドコントロールは自動では解けない。

 愛情を切実に求める内なる衝動か、自分が牢獄にいたことに気づく何らかの出来事か、そういうものが必要だ。

 そして、時間をかけて、レプティリアンのアジェンダを調べ、また両親をはじめとするアジェンダ推進者たちに気取られないように、期待される駒の役割を演じながら、弟のロバート(1968年に暗殺)と共に、考えを巡らせたのだろう。

 「どうすれば、アジェンダを止められるか」を。

 マインドコントロールは強固であればあるほど、脱却するのには、多くの時間とエネルギーを必要とする。

 それは、容易なことではなかったはずだ。

 また、マインドコントロールをされていたとはいえ、望まずして行った自身の罪に向き合うこともしただろう。

 本当のところはわからない。

 大統領になって、「CIAを解体して「粉々にする」」と決めていたのなら、敵がとてつもない相手であることはわかっていたはずだ。

 自分の弱点をなくすことも徹底的にしたはずだ。

 だが、それでも、敵はあまりにあまりに強大すぎた。

 マインドコントロールから脱したJFKは、自身の子供には、自分がもらえなかった愛情を注いだように思う。

 それは、JFK Jrの小さい頃の写真を見れば、わかるのではないだろうか。

 父親が殺された時(1963年。46歳)、彼はまだ幼かったが(2歳)、この事件を、片時も忘れなかっただろう。

 「なぜ、父は殺されねばならなかったのか」、これが、彼に終生ついてやまない問いだったと思われる。

 また、父親への尊敬と愛情が深く、正義感にあふれる人であることは、彼の発言から、はっきりわかる。
 
 本当に、マインドコントロールを受け、ロボット人間になっていたら、こんな風にはならないし、「真相」を何が何でも突き止めるという危険な行動をすることもない。

 それが、JFKが子供たちに、マインドコントロールをしなかったとみなす理由だ。

JFK暗殺は儀式殺人であった

 さて、「いかなる個人や家系よりもはるかに大切な」アジェンダに反したケネディは除去されることになったのだが、なぜアイクは、ケネディの暗殺に「それ以上のものがあった」と考えるのか。

 「長いあいだ計画されてきた生贄殺人の感触、それも、古代からのブラザーフッドの儀式法に則った形でのもの」(p,335)が、彼の暗殺にはあった。

 殺人現場となったテキサス州ダラスは北緯33度、西経33度の地点に近い。

 “フリーメーソン・スコティッシュ・ライトの最高位階は第三十二位階で、第三十三位階は大いなる仕事、すなわち地球乗っ取りに大きく貢献した者だけに与えられる。”(p,335)

 殺害現場の「ディーリー・ブラザには秘儀に関するシンボルが集まって」おり、「公式の命名も、第三十三位階のフリーメーソンで、『ダラス・モーニング・ニュース』紙の初期の重役だったジョージ・ナバーマン・ディーリーにちなんだものだ。」(p,335)

 「ディーリー(Dealey)」とは「女神の血筋」という意味であり、「Ley」はスペイン語で「支配」や「法」という意味である。

 つまり、「女神の支配」だ(p,335)。

 “ディーリー・ブラザはダラスで最初のフリーメーソンの神殿があった場所で、冠石のないピラミッドの形をしている”(p,335)

画像1

 JFKは、ピラミッドの右側で殺され、「犯人」と目されたリー・ハーヴェイ・オズワルドは、ピラミッドの底辺で殺害された。

 “ディーリー・ブラザを見下ろす古い庁舎は怪獣の彫刻で飾られていて、屋上には古い騎士団のシンボルであるドラゴンやヘビが置かれている。ディーリー・ブラザは、秘密結社にとっては太陽の神殿なのだ。”(p,336)

 「ケネディを野外の太陽の神殿で暗殺したのは、テンプル騎士団、マルタ騎士団、エルサレムの聖ヨハネ騎士団、薔薇十字会、さらにはフリーメーソンなどを含む、ブラザーフッドの秘儀を受けた者たちだ」(p,336)と、アイクは言う。

 続けて、ジェームズ・シェルビー・ダウンノードの言葉を引用しているので紹介しよう。

 「フリーメーソンは、人を殺すのに通常のやり方ではだめだと考えている。JFK暗殺の場合にも信じられないほどの時間をかけ、大きな危険を冒してまで、この憎むべき行為を、『王の死』を奉納することで多産を祈った古代のやり方に合わせようとした」(p,336)のだという。

 JFKが撃たれたのは、正午を少し過ぎたころの、太陽が「最も高い」時間帯だった(p,337)。

 "古代には、太陽は、「最も高い」ときに、神殿内で父なる神の御業を行うと言われていた(この象徴的な意味合いは、イエスの話にも使われている)。"(p,337)

 おそらく、占星術や暦などの知識を用いて、殺害時刻を正確に割り出していたはずだ。

 ケネディが撃たれたのは、背中と頭と喉である。

 「これはフリーメーソンの伝説と参入儀式によれば、伝説のヒラム・アビフが受けた傷と同じ」(p,337)である。

 ヒラム・アビフとは、ソロモンの神殿を建てたと言われる人物で、フリーメーソンの起源と目されている。

 アイクの引用を続ける。

 "アメリカ海軍情報部の工作員だったビル・クーパーは、フリーメーソンの伝説の英雄ヒラム・アビフは、本当はジャック・ド・モレーのシンボルだったと考えている。ド・モレーは、テンプル騎士団が一三〇七年にフランスで迫害されたときのグランド・マスターで、パリの起源であるシテ島で焼き殺された。"(p,337)

 ちなみに、2019年4月に火災に遭ったノートルダム大聖堂は、「テンプル騎士団が、女神ダイアナに祈りを捧げた跡地に建てたものだった」(p,337)。

 「ド・モレーに死を命じたのはローマ教会の異端審問だったが、これを支援していたフィリップ端麗王は、シオン修道院に操られていた可能性が高い」(p,337)と、アイクは見ている。

 シオン修道院もまた、ブラザーフッドの一組織である。

 「クーパーは、JFKの暗殺はテンプル騎士団によるローマ教会と国家、国民への復讐なのだ」という見方をしている(p,337)。

 なぜなら、「ケネディは米国の大統領ではただ一人のローマカトリック教徒で、その同じローマ教会がド・モレーを殺したから」である(p,337)。

 勘のいい方はお気づきだろうが、シオン修道会、テンプル騎士団、ローマ教会も、すべてブラザーフッドの組織である。

 「なぜ、同じメンバー同士で、異端審問に付したり、暗殺対象にしたりするのか」と疑問を抱いた人もいるかもしれない。

 地球征服というアジェンダを推進するという点では、メンバーは一致しているが、内部では、常に勢力抗争が絶えない。

 それは、レプティリアンに、DNAレベルで、愛や共感がなく、支配欲が強いことによる。

 そうした抗争が大昔から現代にいたるまで、連綿とあった。

 JFKの暗殺は、大昔に別のグループにされたことへの、意趣返しの面もあったということである。

 つまり、JFKの暗殺を、儀式殺人の観点で表現するならば、「太陽の神ケネディは、太陽が最も高い位置にある時に、太陽の神殿で、ブラザーフッドの神に捧げられた生贄である」となるだろう。

 そして、「ディーリー(Dealey)」とは、「女神の支配」という意味だった。

 JFKを撃った者は複数いるが、その一人は、ジャッキー・ケネディだったとされている。

 ジャッキーは、「太陽の女神」とされていた。

 そして、彼女は、夫の死後、エーゲ海のデロス島で、ある儀式を行ったことは、前回の記事で触れた通りである。

 ジャッキーにジョンへの愛情があったのかどうかはわからない。

 たとえあったとしても、ブラザーフッドのアジェンダが優先されるし、おそらく彼女も、ジョンと同様、家庭でマインドコントロールを受けて育ったのは、想像に難くない。

 マインドコントロールを受け、まともな愛情を注がれない家庭で育ちながら、真っ当な、血の通った人間になって、真実と正義と愛を希求するようになるのは、容易なことではない。

 だから、ジャッキーの生い立ちと役割を詳細に知らない以上、私は彼女についての判断は保留する。

 この記事の目的は、ブラザーフッドの策謀がいかに広範囲にわたって、個人の人生を支配・掌握しているか、そして、そこから脱して、目覚めた人間として歩むことが、いかに奇跡的かを示すことにある。













( ´∀`)サポート本当にありがとうございます!!😭😭😭🥰🥰🥰 (  ・ ∀ ・)ご恩返しするためにも、今後も一生懸命頑張ります!!😊😊😊