漫画やゲームに仕込まれた魔術
漫画に仕込まれた魔術というブログ
こんなブログを見つけました。
漫画やアニメに秘された魔術知識を探る記事を書かれているようです。
やつおさんのこちらのtweetで知りました。
これから書くことに、オチはありませんが、ドラゴンクエストを手がかりに、簡単に、象徴主義を見ていきたいと思います。
『ダイの大冒険』に仕込まれた魔術
まず、「【漫画に仕込まれた魔術】ドラゴンクエスト ダイの大冒険」で書かれていることは、確かにそうだと思いました。
漫画・アニメ・映画のヒット作は、常に何かしらの「真実」、我々の無意識に沈んだ真実を含んでいます。
むしろ、「真実」を含んでいるからこそ、ヒットすると言うべきかもしれません。
ドラゴンクエストは本家のゲーム作品はもちろん、派生作品の漫画やアニメもヒットしています。
それは、日本人にとって、大きな真実を含んでいるからなのかもしれません。
『ダイの大冒険』の監修者である堀井雄二氏は、おそらく象徴主義の意味を把握していると思われます。
「【漫画に仕込まれた魔術】ドラゴンクエスト ダイの大冒険」より、作品の象徴主義を列挙します。
・ダイの父バランは、左目に装飾をつけており、これは「ホルスの左目」を模していると思われる
・主人公ダイは、竜の騎士である父と人間である母のハーフ。
・竜の紋章は、竜の顔に見立てたホルスの目
・大魔王バーンには第三の目が存在する。
・大魔王バーンの第三の目、ダイの仲間の獣人クロコダインが左目を失うこと、彼の持つ真空の斧にホルスの目が描かれていること、あちこちに目の象徴がある
・アニメで知ったのですが、ワニを模したクロコダインは、青い血でした
念のために申しますが、象徴自体には善悪・正邪はありません。
それをどういう意図で使うか次第です。
ロトの紋章、ドラクエ3の世界地図
さらに、別の象徴を列記します。
ロトの紋章の「ロト」は、ロートシルト(赤い盾)、つまり、ロスチャイルドに由来するようです。
ロスチャイルド家の紋章
ドラクエ3の世界地図は、そのまま、我々の住んでいる世界の世界地図と同じです。
多分、いろいろ考察された方がたくさんいると思いますが、これも何か意図があったはずです。
考察ではないですが、ゲームの地名と現実世界の地名の関係を、簡単に述べたサイトがありました。
表に出ている人と、裏に控えている人・存在
バラモスの後ろにいるゾーマとか、大神官ハーゴンの後ろにいる破壊神シドーとか、「表に出ている有名な魔王・悪人」と「一部の人しか知らない、本当の悪者」という二段構え的な構造は、我々の住む世界と似ていると感じます。
DSのことを調べた人はご存知でしょうが、各国政府の大統領や首相というのは、DSのアジェンダを実行する代理人に過ぎません。
内部の階級はわかりませんが、一国の大統領であっても、階級は真ん中か下の方ということはあり得る。
フリーメーソンで言えば、最高位の第33位階の人は、表にはあまり出てこない。
ドラゴンクエストに意図されていたこととは?
ドラゴンクエストを、実際に作ったクリエイターの思惑とは別に、彼らにインスピレーションを与えた存在は、この作品を世に出すことで、日本人の無意識に何かを植えつけたかったか、あるいは喚起したかったのかもしれません。
また、ヒット作が何かしらの「真実」を含んでいるなら、ドラクエはゲームも、派生作品も、真実の一要素としての竜を考えることができるかもしれません。
人々が作品に触れることで、以下のことが意図されていたのかもしれません。
・竜という存在のイメージを、日本人の無意識に植えつける、あるいは喚起する
・人間を超えた存在としての竜へのいい印象を抱かせる
・『ダイの大冒険』で言えば、主人公は竜の力で人々から恐れられると同時に、様々な種族の仲間ができる
他にもあるでしょうが、こうしたことを、無意識にもたらしたかったのかもしれません。
さらに、
勇者(本質は世界の救済者)は、特定の血統・種族だと、『ダイの大冒険』や『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 〜紋章を継ぐ者達へ〜』で描かれています。
また、勇者にしか装備できない武具(王者の剣、光の鎧、勇者の盾)、勇者しか使えない呪文(デイン系、アストロン、マホステなど)があります。
これは、天○と同じではないでしょうか。
三種の神器、天○だけが唱えていた祓詞「とほかみえみため」。
『先代旧事本紀』によれば、初代神武天○から第十五代天○までは、ドラコニアンの外見として描かれているので、この記述が正しいならば、「天○が竜に連なる存在だった」というのは、あながち、外れてもいない。
日本では、竜は良いものと思われている
ドラクエやドラゴンボール、その他の、竜を良いものと描いている作品に触れた人は、概ね、竜については、良いイメージを抱いているのではないでしょうか。
例えば、古代で祭祀の際に使われていたと思しき神代文字の一つに龍体文字があります。
これを、マジックで体に描いたり、体に貼るタイプのテープに書いて貼ったりすることで、龍の加護を得ることができます。
画像は、「きに」という字で、病気快癒に使います。
使い方は、体に貼って平気なテープ――キネシオテープなど――に、油性マジックで書いて、そのテープを、良くしたい体の部位に貼るだけです。
龍に良い印象を抱いていなければ、そもそも、使う人は多くなかったでしょう。
また、各神社の、龍神も人気の神様です(循環を司るので、個人へのというより、本当は公の働きを担っているのですが)。
キリスト教圏では、竜は悪魔の代名詞と捉えられているところがあって、おそらく日本人ほど、竜への良いイメージを持っていないかもしれません。
むしろ、キリスト教圏の「竜=悪魔」という捉え方は、おそらく日本人にはピンと来ない。
竜に対する良いイメージは何のため?
ただ、「日本人に、竜に対する良いイメージを持ってもらうというのは、どんな目的があったのか」、これは全くわかりません。
ゲーム・アニメ・漫画・映画が、将来に起こり得ることの予測プログラムだとするならば、ヒット作であるドラクエも、予測プログラミングの一面があるはずです。
しかし、そうなると、一体、どういう事態への準備なのか。
竜を良いものと受けいれることが、日本人の将来にとって、不可欠なことだとは思いますが、それが、何のためかというのは、全くわかりません。
多分、まだまだ知るべきことを、私は知らないのだと思います。
『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』で描かれる竜
竜がメインではないのですが、竜が良く描かれている漫画としては、萩原一至『BASTARD!! -暗黒の破壊神-』があります。
主人公ダーク・シュナイダーの仲間で、メタリカーナ王国のラーズ・ウル・メタ=リカーナ王子。
彼は、「「竜王子」の異名通り、四王家の中でも竜族の血を色濃く引き、竜のオーラをもってあらゆる鬼神・魔人を封滅する地上最強の剣法にて、竜族のみに伝わる秘剣「封神剣」の使い手」です。
「竜族の血を色濃く引き」、そのまんまです。
さらに、作中で、「竜戦士(ドラゴンウォーリアー)」という対神・対魔兵器が出てきますが、試作型にラーズが搭乗しています。
いい画像がなかったので、皆さんで漫画を読むなり、探すなりしてください。
主人公のダーク・シュナイダーも、堕天使となったウリエルと戦う際に、搭乗しています。
竜戦士と融合する適格者は、「竜の因子と呼ばれる特別な資質を持った上で、十賢者が認めたものでなくてはならない」という条件があります。
少なくとも、作中では、竜が良いものであり、強大な力を持っている存在として観念されていることはわかります。
この漫画も、ヒット作です。
『ダイの大冒険』ではポップが好き
『ダイの大冒険』は、雑誌連載の頃から読んでいました。
個人的にはポップが大好きです。
序盤のクロコダイン戦で、大化けしますね。
ポップの成長を見ていくと、人間を、特定の状況だけで判断してはいけないと思わされます。
アニメで、このシーンを見ましたが、偽勇者パーティーの魔法使いであるまぞっほがポップの背中を押します。
まぞっほは、いい奴だなと感じました。
後で判明しますが、まぞっほは、ポップの師匠で大魔導士マトリフの弟弟子に当たります。
竜について、学ぶことはたくさんありそうだ
日本人にとって、竜は良い存在なのか、悪い存在なのか。
良い存在だと思われているけれど、本当のところどうなのかを言うには、まだまだいろいろ学び、理解することがあるように思われます。
最初に言ったように、オチはありません。
ただ、「ヒット作には、何かしらの「真実」があり、それは何か」と探究するのもまた、一興かもしれません。
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