人間なんて羨ましい!

催眠療法で見えた前世。
若い白人の男、自分の村で女の子をレイプして故郷を追い出される。そして山賊になる。殺し盗み、貧しい生活。その男はひねくれた顔をしていて、とても世を恨んでいる。自分を捨てた親の事、酷い仕打ちをしてきた人間を恨んでいる。

現代の私も同じで、どこかで世を恨んでいる。人間不信だし、たくさん傷ついてきたし、また傷つけられるんじゃないかってビクビクしている。統合失調という病気上そういう妄想もある。

それでも、人が、羨ましい!
人間なんて、人間なんて、羨ましい!
人の輪に入って、楽しく話して、時には涙を流して、喧嘩もして。人間なんて羨ましい。私も人の輪の中に入っていきたい。人と関わりたい。

これが、前世の自分も今の自分もしたかったこと!本音。だし、課題でもあるって思う。

人間が羨ましいとか言いながら、私はまだ高い高い山の上から人を見下している。

精神年齢が高いだとか、障害があるからとか、歳がどうとか、見た目がとか、仕事をしているからとか、有名だとか、人は目の前にいるのに条件をつけて人を選んだりする。

障害を持った人の職場、世界を旅してきた人がやってるゲストハウス、お年寄りばかりの近所のお茶飲み会、友達の友達の家。思い切って人の輪の中に入っていくと、高い高いお山がガラガラと崩れていく。障害者がみんな優しいわけじゃないし普通に怒るし、お年寄りだって子どもみたいな顔をする。

統合失調症になってよかったわ!いつまでも「ちゃんと」「ふつう」っていう狭い狭い型の中から抜け出せなかっただろうから。死ぬほど人と関わって、そこから抜け出した時、私は病気と付き合っていけるって思う。

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