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モンスターをハントしない実写版モンスターハンター【微ネタバレあり】


モンスターハンターらしいハントは全体的にほんの少しあるだけ


 今日3月26日、待ちに待ったモンスターハンターの新作「モンスターハンター/ライズ」がswitchにて発売された。その裏で同時に、実写版バイオハザードシリーズで主演を務めたミラボジョヴィッチ主演の実写版「モンスターハンター」も公開された。今回、皆が朝っぱらから有給や春休みでハントしている時に怖いもの見たさもあり、早速公開日当日の朝一で観てきたのでその感想を簡単に書く。
一応言っておくがあくまで一個人の感想である。そこを考慮してぜひ読んでほしい。

 全体を通した感想としては、ドラゴンボール・エボリューションよりは原作表現もきっちりと盛り込まれており、面白いできであった。

 まずいい点としてはカプコンが直接かかわっているため、モンスターのグラフィックやハンターたちの装備、環境などはゲームの内容そのままで大画面でそれが見えたのはとてもよかった。特に山崎紘菜の演じる、ワールドの相棒が美人になってスクリーンに登場するのは結構テンションが上がった。
 最初の砂漠を船で行くシーンも3rd等を彷彿とさせ、とてもテンションが上がり、「ジエンモーランきちゃう!!きちゃうの!」っと思ったら何故かディアブロス(正確には亜種)が船を攻撃してきて冒頭からちょっと笑ってしまった。
 それとみんなが心配していると思う現実パートは予想以上に短く、開始10分ぐらいで突然モンスターハンターの世界に飛ばされる。ここはテンポがよく安心した。飛ばされてすぐのディアブロス戦も正直見ていてちょっと楽しくよかったのだが、この後のネルスキュラ登場後、一変してホラー映画と化してしまう。まぁ正直この部分もモンハンと思わなければ割かしアリなB級ホラー感があってよかった(エイリアンのオマージュっぽい感じだったが)。
 その後、やっとトレーラーでもメインで出てくるトニージャー演じるハンターと遭遇。このままディアブロ亜種と戦うのかと思いきやこのハンター、常にキャンプに居座っているではないか(ゲームだったら絶対やっちゃダメなやつ)。そして20分ぐらいミラと喧嘩をし、なんかよくわからないがチョコをミラがあげて仲直りし、やっとのことでディアブロス亜種と戦う。この部分のアクションシーンも割とよくできており、なかなか楽しめた。が、ここからハントらしいハントがラストのリオレウス戦までないとは思わなかった。ただ、ラストのリオレウス戦もモブの扱いがひどいのと、ロンパールマンのへっぴり腰の必殺技を除けば動きなどはよくできていた思う。
 
 本作は素材に関してはとてつもなくよく、シーン部分を85%ぐらいカットすれば大作映画になりうる作品になっただろう。
 恐らくだが、小学生ぐらいのときにTVでやっていたらなんやかんやでリピートしていたかもしれない。


 もし見ようかどうしようか迷ってこの記事を読んだのなら、まずはレンタルリリースまで待ってもいいかもしれない。それかプライムやNetflixに来るのを待ってもいいだろう。

 さぁて気を取り直してモンハンライズで狩りに出かけようじゃあないか。


そういえば全く本作と関係ないんだが、最初の映画紹介でガイリッチー新作の「ジェントルメン」のトレーラーを見たんだが、デビュー当時のあの独特の感じがあってめちゃくちゃ見たくなった。5月7日が楽しみでしょうがない。ガイリッチーこれだよこれ。これを待ってたんだよ。


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