介護地獄から脱出するための7つのステップその7「老健で入所手続きをする」

誰でもできる介護地獄から脱出するための7つのステップ…。           ステップ7です。

いよいよ最終ステップです。MSW相手に名演技を続けてきたおかげで、老健への扉が開こうとしています。

おそらく、数日以内に相談員から連絡が入るはずです。お父さん(お母さん)を受け入れてくれる老健の具体的な名前と、具体的なスケジュールを教えてくれます。場合によっては、一度、その老健に出向いてもらいたいとの旨、リクエストされることもあります。

ともかく、相談員に対して、全身全霊で感謝のメッセージを伝えてください。そういうもので世の中は円滑に回っていくものなのだと思います。

さあ。おめでとうございます! ここまできたら、もう心配は要りません。一応、老健の相談員が施設内を案内してくれたあと、事務手続きについてガイドしてくれるはずです。そのなかで、「3ヵ月ごとに在宅復帰判定委員会というのがあって、症状に改善が見られて、ご自宅での生活も可能と判断された場合には……」などと説明があるかとは思います。しかし、あなたはただ、フンフンとうなずいているだけでOKです。

なんの問題もありません。認知症は改善しませんから。それだけでなく、ご本人やご家族の合意なしに退所させることはできないと、介護保険法で規定されていますから大丈夫です。晴れて老健に入ってしまえば、もう一件落着です。

これであなたは、超安価な費用負担で、老ホ・グルホ・サ高住よりも、そして、全国で云十万もの人たちが待機している特養なんぞよりも、もっともっと安全で快適な暮らしを確保できたことになります。

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