介護地獄から脱出するための7つのステップその5「入院60日経過時点の面談に臨む」

誰でもできる介護地獄から脱出するための7つのステップ…。           ステップ5です。

そろそろ、病院側もこちらの動向に対して関心が高まってくる頃です。「もうそろそろ、次の行き先、決まったの?」といった具合です。

この時点では、かなり具体的な地名や物件名を出して、「だいぶ精力的に範囲を広げて本気で探しているんだなぁ~」という印象を持たせることが重要です。でも、帯に短しタスキに長し……といった感じで、これといった決定打に行き当たっていないもどかしさ。それを前面に出します。
 
そして、頃合いを見て、こう訊いてみましょう。

「あのう。もちろん、継続して探して、なんとか手を打とうとは思っているのですが……。仮に3ヵ月経過時点で、次が決まっていなかったとしたら……。実際問題、どうなってしまうのでしょうか?」

ここで、気の利いた相談員なら、「行き先が確定するまでの繋ぎとして、老健という中間施設にいったん入所する」というオプションを出してくれることが予想されます。

が、おバカ、あるいは、あなたの切羽詰まった状況が相手に伝わっていなかったとしたら、「そうですねぇ。うちも入院待機者がたくさんいるものですから……」と言ってダンマリを決め込むか。いずれかでしょう。
その場合であっても、あなたは凛としてこう告げてください。

「とにかく、できる限り早期に確定させてご連絡します。明日から、会社のほうも休みを取ってますので、もっといろいろと廻ってみるつもりですので。ご迷惑をおかけしますが、どうか父(母)をあと少しだけ、よろしくお願い致します」

ご家族も必死なんだな……と思わせることです。

ここまでいくと、相手は次の面談を持ちかけてくるか、「いついつまでに状況を教えてもらいたい」などと言ってくるはずです。あなたはそれに従えばいいだけの話です。何の心配もいりません。


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