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ワイヤレスイヤホンを買おう

皆さまワイヤレスイヤホンを使ったことありますか?
使ったことある人もない人も、耳から白い棒が垂れ下がる例のうどんを思い浮かべる人が多いのではないかと思いますが。

その使いやすさとブランディングによって、16世紀英国ばりの顧客囲い込みを成しているその圧倒的シェアは侮りがたく、米国の白い悪魔と言って差し支えない。実際、着けてる人多いし。

じゃあ林檎製うどんを買いますかというとそう簡単ではなく、毛嫌いしてる訳じゃないのだが、そもそも身の回りに林檎グッズがひとつも無いため、親和性がよろしくない。
あと電車内で音漏れしてるイメージが強い(偏見)

そうは言っても1年前にお試しで買ったお買い得ワイヤレスイヤホンの粗が目立つようになってきた以上、そろそろ買い替えを検討しなくてはならず。


①そこそこ音質が良くて
②満員電車でも音が途切れず
③デザインも優れている
この3つの条件を満たしたワイヤレスイヤホンを探さねばなるまい。

というわけで調べてみた。

EARIN M-2

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とにかくスタイリッシュ。サイズも小さく、目立たない。耳栓レベル。の割に音質もそこそこ良く、接続性も良好で、オマケに左右は自動で認識してくれるという。
めちゃめちゃ良さげだが、発売から1年半経過してるのに値段が下がらない為、未だに30000円ほどで売られている。これがセールかかってたら一択まである。
試着してみた。売り場のおっさんは酷評してたけど、自分はこのデザイン嫌いじゃない。しかしスペックもろもろ一世代前感は否めない。これの次世代機出ないのかな。

NUARL N6

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何かと評判のいいイヤホンを送り出すヌアールの最新作。
爆音「Connected!!」に注意を払う必要はありそうだが、バランス良くキレのある音楽が楽しめそう。接続もなかなかのもの。イヤホン本体がやや大きめなので試聴必須なのと付属のイヤーピースが評判良くないので他社製に変える必要があるくらいか。イヤーフックいらないんだよなー、うーん。
イヤーピース代込みで17000万いかないくらい。

これの前のモデルのNT01AXはいい塩梅に落とし込まれてるようなので、値段によってはそっちもいいかも。(どうやら爆音ConnectedはNUARLに代々続く得意技らしい。)

SONY WF-1000XM3

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定番のSONY。Androidとの親和性は間違いなさげだしDSEEも使えるので音質ももちろん良い。23000円ほど。ケースのデザインがあまり好きではない。あとaptX非対応なのが残念。接続性もちょっと不安定な場面がありそうかな。
試着してみたけどもあんまり自分の耳の形にあってないため今回は除外。

Bang&Olufsen Beoplay E8

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同じくaptX非対応。しかし天下のB&G様なので音質はつよつよのつよ。デザインも我、北欧より来たれりと言わんばかりのシンプルモダンデザイン。ケースに革というのは革好きからすると複雑な気分だが、指紋つかないのはとても良い。
iPhoneユーザーは耳からうどん生やすよりB&G生やそうよ。セールが入って25000円ほど。
なぜ日本メーカーは北欧デザインのようにシンプルの美を追求できないのか……。

SENNHEISER MOMENTUM True Wireless

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ドイツ SENNHEISERの送り出す最高級ワイヤレスイヤホン。強めの放電によりバッテリー持続が悪いというワイヤレスイヤホン作る気あるのかお前感のあるSENNHEISERだが、オーケストラ、JAZZ、アコースティックなものを聴くならトップクラス。(お値段もトップクラス)
ケースのデザインが布地だから手垢で汚れなくて良いしイヤホンもシンプルに落とし込まれたデザインで素晴らしい。接続も悪くなさそう。コスパ度外視のハイエンド。お値段3万円なり(earinの定価より今は安いからお値打ちかもしれん。嘘。)

Jabra Elite 75t

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B&Gと並んで挙げられるデンマークブランドjabra。デザインはシンプルながらやや機械的。アーマードコアをなんとなく思い出した。米国で販売中。国内はまだっぽい。65tから小型化させたようなので独特な音質というのに違和感無ければかなり良さげ。
ハイスペック機だが出たばかりなのでそれはそれは高い。26000円。
マイクの性能が飛び抜けてるそうなので、よく通話する方どうぞ。自分はしない。あと外の音拾うのも上手いらしい。
65tが13000円で売られているから買うならそっちか。しかしaptX非対応。おのれ。

AVIOT TE-D01g

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aviotはいろいろお手頃ワイヤレスを出してるけど、その中で1番ミニマムな機種。値段も1万切ってて財布に優しい。たぶん今使ってるやつとあんまり差はないと思われる。箱ちっちゃくて良いね。

どれも一長一短、検討してるうちに分かんなくなってきちゃった。

最初の3条件をもう少し洗いなおそう。

①そこそこの音質=メイン用途はラジオ視聴のため、どの音楽にも合わせやすく人の声が聞きやすいものがベスト。CD音源とか高音質聴きたいならゼンハイザーのヘッドフォン買うつもりだけど今のところその予定はない。

②音が途切れない=最近のクアルコム搭載とaptXコーデックがあればいい線いくはず。NFMIとかでも良さげ。

③デザイン=これが一番難しい。自分の好みは、余計な線や色が入っていないもの、ロゴが派手でないもの、耳から飛び出しすぎないもの、あとケースが小さいもの。

これくらい掘り下げて調べてみたら……あるじゃないですかいいやつが。

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MAVIN AIR-XR

ベストには届かずとも、ベスト寄りのベターといったところ。汎用性の高い音作り、aptX対応、バッテリー長持続、ミニマルデザイン、ミニマルサイズ。これらがバランスよく揃ってお値段1万円切るくらい。

素晴らしい。やっぱり高性能になると大型化するのは避けられないので、音質の妥協点を決めてあとは小ささとデザインで選ぶべきでしたね。回り道の果てにたどり着いた感。少なくとも1年ほどはこの機種で通勤を過ごそうかと思います。


おまけ

今回いろいろ調べましたが、やはり各社がしのぎを削ってシェアを争っているワイヤレスイヤホン戦国時代であることを再確認しました。

SONYの最新イヤホンは評判いいけどよくよく調べたらSONYのオーディオ製品との連携がいまいちかみ合ってない印象。消費者が使ってる瞬間にまで気を使っている林檎製品とか、ヨーロッパ製品の一貫した世界観に比べると、日本製は縦割りで製品作ってる感が否めない。イヤホン単体で見ると高性能なんだけど、どの機種と合わせるのかとか装着時の見た目とか使うシチュエーションとか。

まだまだ発展途上の市場なだけに、これからもいい製品が続々登場しそうですねってという結論が出たので今回はおしまい。

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