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中国の共同購入EC「同程生活(Tongcheng Life)」が2億ドル調達

中国のECプラットフォーム「同程生活(Tongcheng Life)」が2億ドルを調達しました。

今回の調達ラウンドはライブストリーミング企業「JOYY」(旧YY)がリードし、既存投資家のEngage Capitalなども出資しています。昨年9月の調達後に評価額は7.1億ドルまで上昇していたため、今回の資金調達を受けてユニコーン企業となった可能性もあります。

Tongcheng Lifeの設立は2018年。中国のOTA企業「同程艺龙(Tongcheng-Elong)」からスピンオフした企業です。

彼らが運営しているのは「共同購入プラットフォーム」形式のECで、生鮮食品や日用品などを販売しています。ユーザーはWechatを利用し、中国独自の地域コミュニティ、行政単位である「社区」内で共同購入者を募ることが可能。同様に大幅な割引を受けられることで人気を集めています。

JOYYがEC企業に出資したのは少し意外でしたが、中国では最近ライブコマースが急速に普及しています。

世界的に見てもFacebookやPinterest、ヤフーなどがコマース機能強化を進めており、SNSやインターネットプラットフォームとECの垣根はどんどんなくなってきているように思います。

今月始めには競合サービス「Nice Tuan」も資金調達を実施しており、市場も盛り上がりを感じさせます。

中国のEC市場はアリババ1強で盤石と思いきや、コロナ禍を機に再びサービス乱立フェーズに突入している印象。現地に行って最新動向を調査してみたいなあとも思ったりします。

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