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Twitchの視聴時間が前Q比+56%増。海外ストリーマー、ゲーム以外の用途が増加

ストリーミングサービス「Twitch」の最新レポートが出ていました。

Amazon傘下ということでユーザー数などの詳細情報は出ていないのですが、視聴時間データは取得できるようです。

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Twitchの視聴時間は3ヶ月で50億時間を突破。4月単月では過去最高の18億時間に達しています。

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配信者別の視聴時間ランキングを見ると、1位はブラジルの「Gaules」という方。2位xQcOWはカナダ、3位auronplayはスペイン、4位Pestilyはオーストラリアと、上位4名がアメリカ以外となっています。Twitchの利用がグローバルに広がっていることがわかります。

なお、Facebook Gamingのトップ10はすべてアメリカ以外だったとのこと。

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カテゴリ別では、「チャット」が前年比+95%増の1億6,700万時間で1位に。感染情報やBlack Lives Matterといった話題に関する議論が活発になったことが要因とされています。音楽などのジャンルも前年の3倍以上に視聴時間が増加するなど、ゲーム以外のジャンルで利用が拡大していることがTwitchの成長を加速させています。

Twitchは6月から「Amazon Prime Video」の映画やドラマをプライム会員の複数名で同時視聴できる「Watch Parties」の提供を開始しました。NetflixもChrome拡張機能で同時視聴サービス「ネットフリックス パーティー」を提供したりと、デジタルコンテンツ同時視聴のマーケットはかなり有望そう。Twitchのプラットフォーム化が進んでいきそうです。

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Facebook Gamingも前の四半期に比べて視聴時間が+75%も増加。最高記録は5月の3.4億時間でTwitchの1/5以下ですが、前年比では3倍に急成長を遂げています。Microsoftが「Mixer」を閉鎖してFacebook Gamingへ送客することを発表しており、Twitchを脅かす存在になれるのか注目です。

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