内閣府「V-RESAS」でコロナ禍が日本に与えた影響を視覚的に確認

6月30日、内閣府が地域経済分析システム「RESAS（リーサス）」の特別版である「V-RESAS」を公開しました。

“コロナ前後”の移動や消費データ、地域別に可視化「V-RESAS」内閣府が公開

V-RESASは新型コロナウィルス感染症が日本経済に与えた影響について、地域別に確認できるサービスです。移動人口やスーパーのPOSレジデータを用い、グラフ等で視覚的にわかりやすく整理してくれています。

掲載データは大きく「人の流れ」「飲食」「消費（決済）」「消費（POSを）」の4つです。

データ一覧はこちら。

人の流れ

人の流れは都道府県×時間帯の切り口で確認できます。

夜間は他の時間帯に比べて6月、7月に入っても戻りが弱いようです。

主要駅など「代表観測地点の滞在人口」についてはメンテナンス中。

飲食

飲食についてはジャンルごとのデータが用意されています。

ファミレスだけ地域差が大きいのが興味深い。中国・四国・北陸は全般的に前年比プラスなのに対し、北海道は低調が続いています。観光客、の減少が影響しているのかも？

消費（決済）

消費データは業種ごとのクレジットカード決済情報を利用しています。

旅行は思ったよりも戻っている。北海道は5月下旬に前年比プラスとなったようです。

消費（POS）

POSデータはスーパー、GMSが対象なので全国的にプラスです。

5月2周目は生クリームの消費が急増したらしい。ゴールデンウィークの巣ごもり消費？

地域ごとの時系列データ

V-RESASは特定期間のマッピングだけでなく、地域ごとの時系列データもチェックできます。

まだ東京も県をまたいだ移動は前年同期の半分ほどです。出張が減ったことが影響しているのかなと思います。

タイムリーなデータをたくさん取得できる世の中になってきているので、数字を見て終わるのではなく戦略やアクションに落とし込めるようになりたいなという次第です。