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SE時代に辛かった事【マルチタスク編】


はじめに

私は新卒で日系大手のSIerに入社したものの、3年で挫折してしまいました。しかし、のちに転職をし、運良く現在は良い環境で楽しく働けています!

SE時代には、プログラマー業務やインフラ管理、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント、ユーザー部門の立場としてのプロジェクト管理など多くの業務を経験してきました。(どれも辛かった!!)

本日はSE時代に辛かったこと【マルチタスク編】のテーマで語りたいと思います!

SEのマルチタスクについて

経験者なら共感いただけると思いますが、SEはかなりのマルチタスク力が求められます。というのも、1つのPJに注力するだけではなく、複数PJを掛け持ち、各PJのタスクを、同時にこなしていかなければならない場面が多い為です。

私は入社3年目の段階で、次の2つのPJの掛け持ちをしておりました。
①サービス業向けの開発PJ【リーダー】
②サービス業向けの保守PJ【問合せ担当者】

メインで①の作業をしつつ、②のPJで人手が足りていないことから駆り出されてしまいました。特に②は2次請けの立場で関与しており、1次請けのコールセンターで対応ができない問合せの対応を捌き、その集計や機能改善の案件に繋げる事が大きな目的でした。

SE時代に辛かった事【マルチタスク編】

これを踏まえて私が苦労した事を語りたいと思います!

(1)1日の作業計画が簡単に崩れる
(2)心身ともに病む

(1)1日の作業計画が簡単に崩れる

まず前提として、私のメイン業務は「①サービス業向けの開発PJ【リーダー】」です。
非常に小さいPJでしたが、開発PJである以上、スケジュールが引かれており、そのスケジュールに従い各工程を進めていく必要があります。
リーダーである事から、お客様やベンダーとの間に私が入り、私中心でPJを回していく事が求められます。

一方で、無慈悲な事に、問合せ作業は突発的に発生します。また不具合に起因する問合せが発生する以上、適時に問題を解決する必要があります。

故に、問合せが発生してしまった場合、開発PJの作業を一旦捨てて、問合せ対応を最優先に片付ける必要があります。またユーザーに迷惑がかかっている以上、ユーザーに対するコミュニケーションも配慮が必要となります。

つまり、開発PJに関連するその日の作業計画が崩れ、問合せが片付いた頃には定時になっているわけです。笑

結論、スケジュールが決まっている定常作業と、突発的に発生する非定常作業を両立するのは無理があると、私は思いました。

(2)心身ともに病む

上記の通り、無理あるマルチタスクをこなすと心身ともに病みます。

まず、開発PJは限られた予算でお客様の要望をシステムに落とし込む事が必要です。

時にはお客様から無理難題を突きつけられ、ベンダーには、それは難しいと断られたりと、板挟みのストレスを抱えながらも、上手く落とし所を付け双方納得いくよう方向づける必要があり、タフで無いとやっていけないと感じました。

その一方で問合せが発生した場合は、早く解決しなければいけないという心身的なプレッシャーがありつつも、それが終わってからまた地獄のような開発PJに戻らなければならないという、生き地獄の無限ループに陥ってしまいました。

当時在籍していた会社は優秀な人が多く、皆当たり前のように無理あるマルチタスクをこなしていました。

一方、私は優秀でもなく、かつそこまでタフでも無いため、心身共に病んでしまいました。結果、早く逃げたい!との思いが強くなり転職に至りました。

結論、どのような仕事にも向き不向きがあり、向いていない仕事を無理してまでも続ける必要は無いと私は考えています!

その仕事に向いている、優秀な人はいくらでもいるので、その方々にやってもらった方が効率的なのです!

最後に

本日はSE時代に辛かった事【マルチタスク編】のテーマで語ってみました。
少しでも共感をしていただけると嬉しいです!

またここ最近SE時代のネガティブな話題ばかりを語ってしまったので、折を見てSE時代の良かった事などについても語りたいと思います!

当記事を通し、悩まれているSEの心が少しでも軽くなれば嬉しいです!

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