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Withコロナ時代の介護教育

【海外介護教育オンラインレッスン】

「Withコロナ時代の海外介護教育」昨日実践してみました!この変化の時代、PDCAを回すというような悠長なことは言ってられず、「Do(実行)」と「Action(改善)」だけで、とりあえずやってみるの精神でやってみました^^

ちょうどグループ会社がフィリピン人留学生の受け入れをしており、4月入国の留学生がコロナの影響で来日できず日本の語学学校からのオンラインレッスンを受けています。

その留学生と、受け入れ先のグループ会社の担当者とつないで30分間のオンラインレッスンを行いました。想像以上の手ごたえを感じ、これはイケるなと自信が持てるようになりました。

【オンラインレッスンの準備】

まず、オンラインレッスン1時間前から留学生とはチャットでコンタクトをし、今日の流れを伝えます。

①自己紹介を日本語で行うこと
②受け入れ先に聞きたいことを2つ日本語で質問すること

以上の2点を直前の課題として与えました。
自己紹介はすでにある程度練習をしていたので準備しなくても大丈夫でしたが、質問を日本語で考えるのは結構ハードルが高いです。なので、まずは、留学生から英語で質問を考えてもらい、それを私が和訳する過程で、曖昧な表現やわかりずらい表現はそぎ落として、簡潔に、分かりやい、質問を英語で作り、それを日本語にしました。

このオンラインレッスンの1つ目の目的は、コミュニケーションの仕方を、『ハイコンテクスト』から『ローコンテクスト』に変えることです。

ハイコンテクストなコミュニケーションとは、お互いに共通項があるのを前提として、言葉ですべてを伝えずに、含みを持たせるコミュニケーションです。日本的な空気を読むが、それにあたります。

日本人もフィリピン人も『ハイコンテクスト』なコミュニケーションですので、これを『ローコンテクスト』に下げていくのが大切になります。その作業をレッスン前に行いました。

【オンラインレッスンの実践】

レッスン開始。自己紹介を終えて留学生が日本人担当者に日本語で質問をしました。質問は〝仕事での私の役割は何ですか〟です。

その質問に対して、担当者は日本語で答えます。ちなみにグループ会社は訪問介護事業者です。〝訪問介護員として、利用者の自宅に行き、介護をします〟と答えました。

もちろん、留学生はさっぱり分かりませんでした。私の介護クラスの生徒であれば、〝訪問介護〟〝介護〟〝利用者〟の単語を知っているのである程度、意味を推測できるかと思いますが、こちらの留学生は介護クラスを受講していませんので、介護に関する単語が分かりません。

そこで、この会話の中で、使用頻度の高い〝単語〟をピックアップしてリストにしました。留学生と日本人担当者の共通項を増やしていけば、コミュニケーションが円滑になるのではと思ったからです。

最後に、特定技能試験にも出てくる、介護現場での状況設定問題を一緒に解きました。お題は『入浴拒否の利用者に対して、介護職員のあたなたはどのように対応するか』です。

このような状況設定問題を一緒に解くことで、日本の介護の理念を教えていくのが、2つ目の目的です。また日本人にとっても、外国人に教えることで、日本の介護について深く考えるきっかけになるかと思います。


【オンラインレッスンの感想】

とりあえずやってみたBBQ型のレッスンですが、たくさんの収穫がありました。日本人担当者からも〝留学生の日本語力を把握できてよかった、次回は他のスタッフも参加させます〟と前向きなフィードバックが得られました。
もう少し慣れてくれば、レクリエーションとしてもこのオンラインレッスンを活用してもらいたいなと考えています。

以上、実践報告でした!もしこのオンラインレッスンに興味がある介護施設や事業所さんがいましたら是非ご紹介ください。無料トライアルをして、サービスの精度を上げていきたいです!よろしくお願いします!

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