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【マッチレビュー】エバートン vs ブライトン 「第二の矢」

ご覧いただきありがとうございます。じゃっくです。
今回は22-23プレミアリーグ第19節エヴァートンvsブライトンのマッチレビューです。
では早速本題へ参ります。

スタメン+α

画像:WhoScored

Possession:48.9% - 51.1%✅
Shots:10 - 19✅
On Target:4 - 8✅
xG:1.24 - 2.16✅
xThreat:✅1.18 - 1.0
Corners:✅5 - 2

WhoScored, Markstats


プレスvビルド局面

●1stPlanではエヴァートンが圧倒

エヴァートンの4-4-2プレス

前半序盤のビルドでブライトンは本当に苦戦していました。ランパードが用意してきたプレスは最適解であり、コンパクトさ・強度も素晴らしかったです。
実際にSpoTVが紹介していた前半のスタッツではポゼッション率・パス本数・パス成功数でエヴァートンが上回っていました。

しかし、デ・ゼルビも開始10分で的確に修正します。

●ブライトンの第二の矢:4-1-2-3

デ・ゼルビの修正/新ビルド:4-1-2-3

4-2-4から4-1-2-3への変更。後ろを1枚削るカタチです。
前を厚くすることによって相手を引き連れ、強引に「CBに対する圧」を和らげました
4-1-2-3での前進パターンはファーガソンを軸としていました。SHが大外でSBをピン留めしつつ、「ファーガソンのポストプレーを両IHが回収する」新しいカタチを多く見せていました。

また、DMカイセドが浮いていたことでより打開が楽になりました。特にブロックに移行した際のエヴァートンは誰もカイセドをマークしておらず、絶対に修正すべきポイントでした。実際に「カイセド⇒三笘のパス」が先制点・二点目を演出しています。パサーとしても素晴らしい、本当にえげつない選手です。


久しぶりの”ライン間”マクアリスター

0-4、62分から出場したマクアリスター。良いコンディション調整になったのではないでしょうか。
そんなマクアリスターですが、W杯前から少し役割が変化していました。CHやDMと2.5~3列目を担当する役割から、守備時OM、攻撃時LIH(左ハーフスペース)を担当するようになっていました。アルゼンチン代表時の役割に近くなっていました。
ただ、エンシソ/モラン投入後はカイセドと2CHを組んでいたため、これまで通りCHで起用されていく可能性も十分考えられます。


備忘録

●移籍金

スタメンの移籍金の低さが異常だったそうです(↓)。エゲつないですよね…。

●11:30両CBの攻撃性能

”サイドチェンジを加速させる”ダンク、”キャリーと認知”のコルウィル双方の素晴らしさが詰まったシーンでした。

●2点目:ファーガソンのゴール「みんな偉い」

カイセドのパス、グロスのインナーラップ、三笘の引力と戻す判断力、サルミエントのダイアゴナルラン。”スペースを作りあって使いあう意識”と個々のスキル。みんな偉い。

●4点目:グロスのIQの高さ

バックパスを読んで加速したグロス。プレスでもIQの高さを見せつけてくれました。それでいてあのスキルフルなフィニッシュ。本当に素晴らしい選手。


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