自分には何ができるのかを考える
「自分には何ができるのか」これは自分が一番よくわかっているのかもしれないが、「できること」が誰かの役に立つ、誰かの助けになるかどうかはあまり自分自身としては判断しづらいところでもある。
「Webサイトを作れます」
私はWeb制作をおこなっている。これまで数10件のサイトを作成し、管理も行っている。
「Webサイトが作れるようになりたい」
と思って勉強をはじめ、いろいろな人に教えてもらったり、自力でスキルをつけてきた。今では自信を持って提案できるようになってきた。
ここまでくるのにたくさん勉強をした。そして勉強しているうちに、自分が持っているスキルが当たり前になってくる。
(パイロットの時にもパイロットであることが当たり前になり、特殊なスキルと感じられなくなる。)
そのため、「案件を取るためにはもっと勉強して、スキルをつけなければ。」と感じるようになり、「特別」であることを身につけようとする。
これをやっていると、いつまでも勉強しつづけることになり(勉強し続けるのは必須だが)、そのスキルを提供することがなくなる。
「Webサイトを作れます」
と言うタイミングがなくなる。
等身大で発信すること
できることはある。しかしそれを「売り込む」ところまでいかない。
そんな時は自分自身のスキルを「等身大で発信する」ことをやっていけばいい。「売り込み」ではなく「発信」だ。
発信はもちろん等身大で行うことが好ましい。
まれに「3割増で発信して、受注した時になんとかそのレベルまで成長すれば良い」という人もいるが、それだとクライアントに対して要求を満たせないときが必ず出てくる。
そして信頼を失う。
この「信頼を失う」と言うことが怖いことであり、今後の仕事にも影響がでてくる可能性もある。ただし、等身大での発信はそうはならない。
発信するハードルを大幅に下げることができるのではないだろうか。
そして、等身大で発信すると言うことは自分ができることを知らせることにもなる。
「こんなもの作ってみました。」
「こんなことを学びました。」
それだけで、それをみた人はこの人にお願いしてみようという気持ちになるかもしれない。
知ってもらう努力
発信しているだけでももちろん案件の受注にはつながるかもしれない。しかしながら、それだけでは「確率」があがらないため、継続して満足いく報酬が得られないこともある。
これは「自分でできること」でお金を稼ごうと思うと大きな問題になってくる。
たくさん受注できれば良いと言う問題でもない(リソースにも限界がある)が、まずはたくさん問合せが来るような状況にしたい。
そもそもいくら発信しても、現代ではそれが「何人に届いているか」というところで、少なければ少ないほど受注の機会は少なくなるのは当然だ。
もちろん10人に届いたからといって10件の案件受注になることもない。
100人に情報を届けて、1件でも受注できれば万々歳だ。
仮に、情報を知っている人の1%が、実際に問い合わせまでしてくれるとして、10件の案件をとるには、1000人に知らせる必要がある。
Twitterに置き換えて考えると1000人のフォロワーに届ける必要がある。
そこで「知ってもらう努力」、もっというと「たくさんの人に知ってもらう努力」が不可欠だ。
フリーランスのデザイナーやクリエイターがTwitterをやっているのも少なからずこういった理由があるだろう。
自分を知ってくれている人が増えれば増えるほど、案件獲得の「確率」は上がる。
いたって当たり前のことではあるが、とても重要だ。
「自分ができること」を「たくさんの人に知ってもらう」
自分ができることを等身大で発信し、たくさんの人に知ってもらうことができたら、極々当たり前だが「仕事」として「自分ができること」を提供できることになる。
要は「お金を得られる」ということになる。
もちろん、自分がいるフィールドに他にも多くの同じような人がいることを忘れてはいけない。
情報を得た人が「この人に頼みたい」と思ってくれることで、受注の「確率」は大きく上がる。
「この人に頼みたい」と思ってもらうために、「自分だからこそ」を見つけていくことにも思いを巡らせる必要がある。
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