取るに足りないことの深さ
大人になるにつれて、
あ〜こんなこと取るに足りないな、と思うことが増えた。
今だって、良い雰囲気だったあの人から、興味を持たれなくなっているけれど、思ったより、なんでもない。
仕事でトラブルを起こすよりマシである。
これが、学生だったら落ち込んでたし、きっとラインをめちゃくちゃ確認していただろう。
きっと、取るに足る出来事があったから、
それと比較すると「あ、そんなものか」となっているのであろう。
例えば、心へのストレスの影響で穴が掘れるとする。
ストレスが大きければ大きいほど穴は深くなる。
掘った穴の深さは、浅くすることはできず、
深まるばかりだ。
一度でも深い穴を掘ってしまったら、次にどんなに穴を掘る要素があったとしても、これ以上は深く成らない。穴の幅は広がるかもしれないが、
深さは一度の経験の衝撃度で決まる。
と、すると、今回はそれほどの大きな衝撃ではないのだろう。
と、書いてみたが、良いこと言ってます風に仕上がっただけだった。
なんだ、この穴理論。
穴だらけではないか。(上手いこと言った)
まあ、
当たり前だが、長く生きると、衝撃的なことを経験している確率が高くなる。
だから、ちょっとやそっとじゃ動じなくなる。
メンタルが強くない私にとってはそれは嬉しいことなのだけど、少し悲しい。
恋愛で一喜一憂する時代は終わってしまった。
これが成長なのか。
ああ、無情。
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