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ITC2023体験記~やり直すという最大のチャンス~

International Trade Challenge 2023(以下、ITC)の国際大会に出場した高校生の皆さんに体験記を書いて頂きました。シリーズの第四号は、国内大会で準優勝に輝いた高校2年生のYさんによる投稿です。

【ご参考】
International Trade Challengeについては下記のサイトをご参照ください。
https://ja-japan.org/contests/ITC.html

皆さんこんにちは!
この度ITC2023に出場させていただきましたY.Tと申します。

今となってこの大会を振り返ってみて、本当に色々な経験をして多くを学べたと思います。その中でも、私が特に強調したいのは、やり直すことの重要さ、そしてその可能性についてです。

実は大会の最初の段階である国内大会のために書類を提出した時、アイデアに自信はあったものの、そのユニークさの主張や商品説明の仕方が分かりにくかったと思い、とても後悔していました。提出期限までにビジネスプランを完璧に仕上げられなかった自分の未熟さ、計画性の無さに物凄く苛立ったのを覚えています。

しかし、縁あって書類選考を通過させていただいた時は、達成感とやる気で満ち溢れました。もう一回チャンスをいただけたという事実がモチベーションとなり、今度こそは完璧なプレゼンテーションができるようにしようと自分を奮い立たせました。

書類選考での反省を活かすために、まずは足りなかった部分を徹底的に分析しました。自分達のビジネスプラン設計が細部まで詰まっているか、どこを改善できるかをパートナーと必死に考えたのを覚えています。「今度こそは後悔のないように」という意志のもと、試行錯誤を重ねました。

しかし、ビジネスプランを限られた時間内で他人に発表するというのは意外と難しく、アイデアが詰まっていても伝え方が良くないと審査員の印象に残りません。限られた時間の中で「何を伝えられるのか」「何を伝えたいのか」をパートナーと一緒に相談しました。Fed Ex社のアドバイザーの方からの助言もあり、大会当日までに修正を重ね、準備万端の状態で本戦に挑みました。

当日、なんと我々のチームの発表順番は一番最初…
失敗が許されない物凄い緊張感のなか、最高のプレゼンテーションができるよう頑張りました。プレゼンテーション発表後、最初に湧き出た感情は「達成感」でした。準備してきたものを最大限、最高の形で発表できたことが本当に嬉しかったです。

努力が実ったのか、我々は無事国内大会も突破、国際大会の出場者になることができました。

「やり直せる」という状況を最大限利用し、自分でも納得いく発表ができたこと・良い結果を残せたことはとても嬉しかったです。

もちろん、ここで終わりではありませんでした。
国際大会では赤の他人と3日間未満という時間でプレゼンテーションを用意しなければいけませんでした。

今までの失敗を活かし、ここで出会った仲間と共にグランドファイナリストになれるように奮闘しました。

しかし、残念ながら決勝ラウンドには選出はされず。最後まで悔しい結果に終わってしまいました。もうやり直しはできません。

高校2年生である私にとって、今回が最後のITCでした。結果としては残念でしたが、最後までやりきった達成感は忘れられません。

多くを学び、再挑戦のチャンスをものにできたという経験は私を確実に成長させてくれました。

このような大会を開催していただいたFed Ex社の皆様、そして優しく手を差し伸べてくれたボランティアの皆様、ありがとうございました!

記載:高校2年Y.T


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