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今週のスペーストピック11月27日〜12月2日

NASAが火星の地平線の撮影に成功

NASAが所有する火星探査機オデッセイが、火星の水平線の撮影に成功した。火星の赤い空にある雲とちり、そして火星の2つの衛星を写している。
鮮明で、見事なだけではなく、火星の大気の研究にも役立つ事が期待される。


Astra Space社が新たに270万ドル(約40億円)の調達に成功

米国のロケット及び宇宙船動力機会社のAstra Space社が約40億円の追加調達に成功した。今月11月初旬に20億円を調達したばかりである。
Astra Space社はロケットの打ち上げ失敗が続き、経営不振に陥っているところである。


中国がスペースXのラプタークラスのエンジン開発の進捗を発表

中国は、スターシップ級の再利用可能ロケットであるLong March 9 /super heavy-lift launcherに使用される二段燃焼メタンエンジンの試験の進捗を発表した。
このエンジンは、Long March 9のsuper heavy-lift launcherに26機搭載される予定であるとthe China Aerospace Science and Technology Corp. (CASC)の最新の記事で発表されている。この記事によればスペースXのラプターエンジンや、ブルーオリジンのBE-4エンジンに匹敵する推力を得ることができるとされている。
中国でも野心的な研究が行われている。


NTT、JSAT等がAMAZONのProject Kuiperとパートナーシップ契約を締結

11月28日、JSATとNTTはAmazonのProject Kuiperのサービスを販売する契約を結んだ。Project Kuiperは、Amazonが来年から打ち上げを開始する衛星コンステレーションのサービスだ。
JSATとNTTは、Amazonの代理として、そのサービスをビジネス及び日本政府向けに提供する。


AmazonがProject Kuiperの衛星をFalcon9で打ち上げる契約

Amazonは2025年半ばから3機のファルコン9の打ち上げの契約を締結した。同社のProject Kuiperのための大量の衛星を打ち上げる目的だ。
すでにUnited Launch Alliance (ULA)、Arianespace、Blue Origin の3社により3200機以上の衛星を打ち上げる予定である。一方で、打ち上げ実績が乏しいロケットにより打ち上げれる衛星の数を前提としたビジネスについて、年金基金に提訴されている。これを実績があるファルコン9で信頼性を強化する狙いだ。
ちなみにAmazonとスペースXのスターリンクは競合する関係にあるだけでなく、創業者同士が訴訟状態にある。


フランスの画像解析会社Kayrrosが無料版温室効果ガス追跡マップをローンチ

フランスの画像解析会社Kayrrosは、無料版温室効果ガス追跡マップをローンチした。政府やビジネスにおいて、温暖化の主な原因とされるメタンガスの排出量を計上することに利用できる。

米国Intelsat社とスペースX社がフラット型マルチアンテナに関するパートナーシップ契約を締結

Intelsat社は、乗り物に搭載できるフラット型マルチアンテナを生産しいる。LEO(低軌道)及びGEO(静止軌道)どちらの軌道の衛星とも通信できるアンテナで、既にEutelsat OneWeb社とエアライン向けのサービスで協力しているところだ。
今回のスペースXとの協力は軍事向けのサービスを想定している。

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