コード進行の基本的なルール11
前回までで4和音の機能を詳細に記事にしました。
そこでドミナントモーションやセカンダリードミナントも紹介しました。
今回はセカンダリードミナントについてもう少し詳しく見ていきます。
前回はDm7 にドミナントモーションするためのA7 を説明しましたが、ドレミファソラシドで出来上がるダイアトニックコードのどれにでもドミナントモーションを使って戻ることができます。
言い方を変えると、ダイアトニックコードのCMaj7以外の全てのコードの直前にセカンダリードミナントが置くことができます。
(CMaj7の前にはG7がくるのでPrimary Dominant です。)
※ G7 の前におかれるD7 はドミナントが連続するため、ダブルドミナント(Double Dominant)とも呼ばれます。
セカンダリードミナントを使う例をみてみます。
これは弾いてみると分かると思いますが、Amazing Grace のはじめの4小節です。(著作権フリーの・・はず)
これは2小節のTonic のC の後に4度のSub Dominant であるF が来て、再び4小節目のCのTonic に変える進行になっていますが、
この3小節目の前のF に向かうセカンダリードミナントC7 を挟んでみます。
弾いてみると分かりますが、F へ向かう流れがドミナントモーションにより明確化されていることが分かると思います。
ぜひ自分で作ったコード進行にもセカンダリードミナントを挟んでみてください。