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Saasサービス(WEBマーケティング系)のユーザー導入事例ページを調べてわかったこと


こんにちは。株式会社アスキボウの正野(@JM_0716)です。WEBコンサル業の傍ら、いくつかの事業会社のWEBマーケ業務の代行を行っています。今回は、コールトラッキングシステム「コールデータバンク」のマーケ担当としてWEBマーケティング系のSaasサービスの導入事例ページを調査をした結果、わかったことをまとめました。

導入事例ページの基本構成パターン

WEBマーケティング系のSaasサービス程度の導入事例を見ると以下のような構成になっているページが多く、内容としてもサービスの導入の成果が把握しやすかったです。

導入事例の基本構成5

それぞれのポイントを簡単に整理すると

①タイトル

大きく分けると「ユーザー企業の社名のみ」と「社名+成果」をタイトルに分ける導入事例が多くなっていました。「ユーザー企業名|売上○○億円達成に(Saasサービス名)が貢献」のようにインパクトのある具体的な数字の入っているものが目に留まりやすかったです。

②ユーザー企業担当者の写真

ユーザー企業の担当者とロゴをセットに映している写真が多数を占めていました。多くの場合はエントランスのロゴとセットで映していましたが、ロゴが載っているボードなどを持っているケースもありました。担当者は名前、部署、役職で紹介されていることが多かったです。

③ユーザー企業の紹介

簡単な企業紹介に加えて、複数のサービスを運営している場合はSaasサービスを導入しているサービスの紹介をしています。業種やサービス概要に加えて売上高や成長率といった具体的な数字があると、はじめて見た企業名やサービス名であっても興味がそそられました。

④導入成果の要約

Saasサービスの導入を検討している人の大半の興味は「どれぐらいの成果が出るのか」にあると思うので、冒頭に「導入によってCVRが〇%改善」といった具体的な成果の要約があるとわかりやすかったです。一方で、文中で特に強調もせずに成果が記載してある場合は読み飛ばしそうになってしまうことが多く、もったいないと思いました。

⑤導入前の課題

本文の書きだしはユーザーが抱えていた課題について説明していることが多く、以下のような内容が書かれています。

・Saasサービス導入前に抱えていたユーザー企業の課題
・Saasサービスに期待すること
・Saasサービスの選定基準

共通する課題がある企業の事例は自分事化しやすく、その後の選定基準などが参考になりました。

⑥導入によって得られた発見

「取得できるデータが増えた」、「作業の自動化が進んだ」といったSaasサービスを導入することで起きた変化が課題の次に説明されていると「導入後になにができるようになるのか」がイメージしやすかったです。

⑦導入によって得られた成果

本文の締めは「CVR〇%改善」といった具体的な数値のある事例がわかりやすかったです。また、インタビュー時点でSaasサービスの機能をフルに活用できていない場合は今後の活用について展望があると導入メリットがより多く伝わりました。

テキスト量や画像について

テキスト量が多く、写真や図解のない導入事例は読みにくいと感じるものが多かったです。導入事例に限らず検討ユーザーは事例や口コミを複数閲覧する傾向にあることを考えると、思い切って適度にテキスト量を抑え、内容に関連した図解を挿入したほうがより多くの導入事例を参考にしてもらえると思います。

導入事例の類語パターン

これは調べていて気付いたことですが、導入事例、ユーザー事例、お客様の声、成功事例、お客様事例など企業ごとに言い方がバラバラでした。Googleトレンドで調べると導入事例が一般的なようなので、ユーザーになじみのある言葉を使った方がわかりやすいと思います。

Googleトレンド

参考にさせていただいたSaasサービスの導入事例ページ一覧

アドエビス
Adobe analytics
RICHICA
ptengine
Kaizen Platform
BuzzSpreader Powered by クチコミ@係長
Marketo
Salesforce

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