三浦大知を初めて体感した日 「沖縄アクターズスクール大復活祭」ライブレポ(2022.10.02)【Archives】

(※以下の文章は、2022年の10月2日開催された「沖縄アクターズスクール大復活祭」を取材した際に初めて三浦大知さんのパフォーマンスを目にし、あまりの衝撃で記事に入らないくらいの量で書き留めたメモを基に書いたツイートをまとめたもの。読み返すとちょっと恥ずかしいくらいに興奮している…笑)



執筆記事(ファンの青春も“大復活”させた「沖縄アクターズスクール大復活祭」ライブレポ)に三浦大知さんのファンの皆さんがたくさんいいねしてくれてありがたいので、感謝と、備忘も兼ねて、大復活祭の三浦大知ステージ感想を以下に。
最も心揺さぶられたパフォーマンだったので、記事に入るはずもなく大量にとっていたメモをラフに繋げていく。

Blizzard

1曲目は「Blizzard」。暗転からイントロの鳴り出しで観客育ち、デカい歓声が上がる。

ハネるビートに合わせて軽やかにステップを踏みながら、客席に手拍子を求める大知さん。手拍子のリズムがオモテとウラで混在していたのだけれど、踊りながらウラでとるように促す余裕もあって思わず「おぉ」と独り言ちてニヤけてしまった。

初めてライブを目の当たりにして、冒頭1曲で「人間1人でこんなにもエネルギーを発することが出来るのか」と、素朴な感動を覚える。大知さんが身体を曲げて片手を高くあげ、地面(ステージ)に向かってビートを大きく刻みながら歌う様は大知、じゃなくて大地の鼓動を身体に取り込んで放出しているように見えた。

「アクターズには5歳くらいに出会って、エンターテインメントに関わる上でのものの考え方、向き合い方をたくさん学んだし、心にも刻みました。先輩たちから受け継いだたくさんのパワーと色んな思いをスピリットを、シェアできたらいいなと思います」

深呼吸

そう語るMCは既に2曲目の「深呼吸」のイントロに突入。

ポップで軽快なメロディが一気に会場の雰囲気を朗らかにする。「音楽の中で息を吸って吐いて、1秒先へ」と歌詞のフレーズを引用しつつ、歌い出す。
心から楽しそうに、客席に語りかけるようステージの端から端まで移動して歌う。ステージを照らし出すイエローの照明が陽光みたいで、大知さんの満面の笑顔も太陽のよう。

飛行船

この曲を歌い切ると、間髪入れずに次に突入。一転して今度は青く、深海のようなライティングに。ウエットかつエモーショナル、ミニマルな音色が会場を包み込む。この日最も震えた1曲「飛行船」

圧倒されたのと、暗かったのであんまりメモをとれていないけれど笑、Aメロの穏やかなトーンから、Bメロから少しずつ高音域に突入して段々と力が入り、サビで爆発的に発散する感情的な旋律。
ただでさえ歌声だけでもヤラれているのに、激烈なビートが轟く終盤セクションでの高カロリーでなおかつ繊細なダンスパフォーマンスもブチかましてきて、情報量が多すぎて受け止めきれない。
とにかく凄いモンを観てしまった……ということを感じてる人が間違いなくたくさんいた。この曲が終わった後、拍手までの間に不意に訪れた一瞬の静寂は、会場にいた全員が息を飲んでいた束の間だった。
曲終わりのMCで、大知さんは

「自分をどうやったら開放できるかという、自分を表現するマインドを学んできた。誰でもない自分になりたい、というたくさんの“アクターズ魂”が詰まっている曲です」

と説明していた。
「印などいらない/保証などいらない/ただ自分でいたいだけ」というサビに並ぶ言葉たちが旋律とともに真に迫っていたのは、そういうことか、と得心がいく。

燦々

そして最後の曲に向かう前に一言「島の景色をたくさん詰め込みました」とつぶやいて、「燦々」へ。

サビの優しく伸びやかなメロディと歌詞が会場の隅々まで届いて、響き渡る。「大丈夫 ほら 見ていて」。
4曲と少なくはあったけれど、短時間の堂々たるパフォーマンスの後のこのワンフレーズには、顔が綻んでしまうくらいに頼もしさを覚えた。観客からの大きな拍手の1つ1つ全てを受け止めるようにゆっくりと胸に手をあてて、穏やかな笑顔を浮かべて感謝を示したかと思うと、スパッと終了。
もっと観てえーーと、心底思い、次のワンマンライブには絶対に行こう、と心に誓ったのであった。

とりあえず今は延々と『球体』を聴きじゃくっている毎日。

(この日から2024年の『OVER』発売まで、ひたすら『球体』ばかりを聞き続ける日々が続くのであった)

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