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第18話|レポート|【東京冒険03】そろそろ「目的」とか飽きた頃じゃないの?【最近考えていること】

東京冒険に寄せて、ちょっと最近考えていることを。


目的のないつながり


何かをはじめると、

「目的は?」「目標は?」

と、そこを固めたくなる目的の呪いにかかっている人が多い。


かくいう私も、つい最近までそうだった。

目的がない=意味がない=必要がない

みたいな現代人方程式の中にいたんだと思う。


目的なき集団には、意味を感じられず、

何となく交流していることは、時間の無駄と思えることもあった。

(自分の中の人間関係氷河期)


人を集めて何かやる時も、

意識合わせとかゴールの確認とか

何よりも大事だと思っていたけど

最近ちょっと変わってきた。


『想定内の目的に向かって

何かをやろうとすることに

興味がわかなくなってきた。』


目的に沿って物事を進めるということは、

最初から目的がイメージできているということだ。


はっきり言うと「イメージできることを実現する」

というのはもうやり尽くしちゃったから、

飽きたんだと思う。


今テンションが上がるのは

「イメージすらできないことを実現すること」


そのために何が必要かというと、

人と出会って思いを交わして

新しいイメージを生み出すことだと思っている。


私のやってきたことと×あなたの積み重ねてきたことが

掛け算されて新しいアイディア・イメージが

ある日突然ぽっかり生まれる。


その快楽とそこからの行動の加速度がたまらなく心地よい。


だから最近はよく目的を放棄している。

目的は今、特にないけどとりあえず繋がろう。というスタンス。


時には周りを困惑させることもあるけど、

「まずはそこからはじまる」という謎の確信だけはあるから、

とにかく、人と会うこと繋がること。

つながりオタクみたいに人と人が繋がることだけに

集中しているのが近頃の流行り。


統合と分散のメリット


なんで目的のないつながりにこだわるのかというと、

世の中には目的のあるつながりがもうたくさんあるから。

家族、チーム、会社、サークル、友達関係。

何でもいいけど、ほとんどの集まりはこんなイメージでできている気がする。

一つの目的のもとに集う、気の合う仲間。


何か意志を結集させて一つの物事を達成しようとするとき、

この一体感は要だ。


一点に集中する多くの人の力。

これは莫大なエネルギー。


人の数ほどこだわりはあるわけで、

無理にこの個別の集まりをくっつけようとするのはナンセンスだと思う。


それぞれ自分のやりたいようにやりたいでしょうよ。

人だけ増やして情熱の濃度を薄めても意味がない。

こちらは分散のパワー。

個性の多様性がなせる技。


たくさんの人がこういった集まりを各々作って

何かを成そうとするなら、

自分の仕事は場と場をつなぐことだろうな。

最近はそう思って動いている。


場と場をつなぐ目的のないつながり


この青いところ。これが目的のないつながりのイメージ。


目的がないから、範囲がない。

↓こうやって境界線を引く必要もない。

どこまでも広がっていける、外に境界線のない集団。

まさに人類皆兄弟。ってやつ。


いろんな人がいろんなことを成そうとしている。

イメージ的にはに向かって伸びようとするのなら、

私はを向こうと思う。


「目的」では繋がれない理念の違う人も、

人と人としてただ目的なく繋がることならできる。

これが統合のパワー。


あえて分散して、再度統合して生態系を作っていく。


ヒューマンインフラ。

ただの人と人のつながり。

この時代にこの地球に住まう人同士の、

ただのつながり。


(ヒューマンだけじゃないぞ!という話は、

一旦置いておいて、まずは人間さんから。)


今、これをつなぐことに興味がある。

今回の東京冒険は、まさにこれをしにいった感じなんだと思うんだ。


→次回へ続く


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