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柚子胡椒

柚子胡椒を考案したお婆さんが福岡県添田町にいた。
20世紀最大の発明だと思う。

柚子胡椒は奇跡の調味料だ。
柚子胡椒抜きの鍋料理はあり得ない。うなぎ抜きの鰻丼、ご飯なしの炒飯のようなものだ。

柚子胡椒は調味料で、本来脇役なのだが、どんなぼんやりした主役でもしっかり仕事をさせてしまう。
色んなアレンジが効いて、鉄火巻きのワサビの代わりに柚子胡椒を使った『柚子鉄火』を出してくれた鮨屋があった。これは今でも思い出す。

パスタにも合う。
但し、既製品で美味しいものに出会ったことがない。全て試したわけではないが、増量材の味がして、中々馴染めない。料理屋さんは自家製の柚子胡椒を持っているので安心しているが、自宅では自作するしかない。

庭にあったアジメコショウが育っていたので、柚子を探していた。
今年は自宅の柚子が不調で他で探すしかなかったのだ。

道の駅で、肌の汚い柚子を見かけたので早速購入した。肌の汚さは農薬をあまり使っていないのだろうと勝手に推測している。

自家栽培のアジメコショウだけでは足りなかったので、辛口青唐辛子という売り物を見つけたので同時に購入した。

先ほど1時間ほどかけて、極々上等の柚子胡椒を仕込んだが、250gも出来てしまった。今食べているのが一昨年作ったものだから、これは何年持つのだろうか?



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