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#noteでスポーツ で出てきたヒントにして欲しい言葉
4月27日(月)に「#noteでスポーツ スポーツ界はどのようにnoteを使うべきか」というイベントを開催しました。まずは、予想以上に多くの方にご覧いただいていたようで、改めてイベントを実施できてよかったと感じています。ありがとうございました。
なかなかに難しい状況にあるスポーツ界において、今だからこそ情報を発信することについて、そしてnoteを使うことについて考えようというイベントでしたが、配信の最後でも話した様に、正直なところこれが100%の正解だというものを提示することは難しいものの、様々な立場のゲストの方とお話するなかで出てきた言葉が何かのヒントになればと思っています。
実は詳細なイベントのフォローアップ記事はゲストの方々が既に書いてくださっています。(西原さんは#noteでスポーツ のまとめまで...!)
なので、自分はイベント中に出てきた言葉を拾いながら、イベントのおさらいをする記事を書いていこうと思います。
アーカイブをしていくことの大事さ
中島さん「スポーツのエンゲージメントはめちゃめちゃ高い。
— 徳力 基彦(tokuriki) (@tokuriki) April 27, 2020
ゴールとか逆転とか『熱狂』の瞬間はたくさんある。
ただ、細く長く愛着を持ってもらうのは難しい。⁰振り返れるものがないと『愛着』が湧かない。
愛着を地道にためて、熱狂につなげるのが大事」#noteでスポーツhttps://t.co/I92sHnptfh
スポーツの魅力に一瞬の「熱狂」があるのは間違いないです。自分もこれを求めてスポーツを見ています。しかし、これを競技者や運営者がコントロールすることはできません。では、注力すべきなのは「熱狂」が生まれたあとに、それをいかに「愛着」に結びつけるかなのかなと思います。
例えば、昨年のラグビーW杯で生まれた多くの「にわかファン」をラグビーファンに定着させるためには、今後のトップリーグや代表戦での活動も重要ですが、それ以上に歴史を振り返るコンテンツを提供することが大切です。多くのファンはストーリーを知ることで、チーム・選手・競技に「愛着」を持ちます。そして、今からそのコンテンツを蓄積していくことは数年後に生まれる新しいファンのためのものになるのです。
西原さん「ログをまとめるのが大事。
— 徳力 基彦(tokuriki) (@tokuriki) April 27, 2020
noteだと1個ずつの記事ではなく、マガジンという機能があるので、興味のあるカテゴリのマガジンを見つけてその記事を読んでいくという楽しみ方がある。⁰ログとして記事がたまっていることに価値がある。」#noteでスポーツhttps://t.co/LcX7n2uame
記事を書く時にターゲットを意識するべきか
これは事前にTwitterからいただいていた質問だったのですが、ゲストの方の答えが分かれたところでした。
Q:アスリートはターゲットや、読者の行動を意識して書くべきか。
— 徳力 基彦(tokuriki) (@tokuriki) April 27, 2020
西原さん:意識した方が本当は良いけど、自分はあえて想定せずに書いている。
石井さん:まだ自分の伝えたいことを書いてみている。
中島さん:意識しているが、まずは書いてみるべき。#noteでスポーツhttps://t.co/uXWBRTO8EV
チームのアカウントを運用している中島さんがターゲットを意識しているというのは当然ですし、石井さんの伝えたいことを書いているというのもnoteを始めた目的を考えれば当然の回答です。しかし、皆さんに共通しているところは「まずは書いてみる」ということでしょうか。
特にnoteの様な双方向のコミュニケーションが可能なプラットフォームで記事を読んでいる人のことを考えながら書き始めてしまうと、内容であったり、言葉遣いの部分で手が止まりがちになってしまう、というのはありがちなパターンかなと思います。そのような思考に陥りそうになった場合は、とりあえず書いちゃうことをお勧めします。これは次のテーマにも紐づくところですが、まずは色々書いてみてからなんとなく見えてきたターゲットに対してチューニングしていくというのが自然な流れではないでしょうか。
常にホームランを狙わない
西原さん「1本目でウケようと思って書きはじめないこと。
— 徳力 基彦(tokuriki) (@tokuriki) April 27, 2020
1本目でウケようと思って書くと、それに反応がなくてガッカリすることになる。⁰1本目でヒットやホームランを出さなくて良い。継続することの方が大事。」#noteでスポーツhttps://t.co/uSq5JUCBVv
この言葉は今回のイベントで個人的ベストワードです。
なまじ最近は「バズる」ということに価値が置かれがち(特にインターネットでは)ですが、毎回バズる人なんていませんし、一発目から注目を集めるなんてことは、元々の影響力がない限りは難しいです。この前提を理解せずにnoteを始めると(noteに限らずですが)「数本書いたけど全然読まれないから書くのをやめよう」という思考になりがちです。
西原さんの言葉にもある様に継続して、蓄積していくことで、いつか書いたものがヒットした時に読者が深堀るためのコンテンツができており、クリエイターに「愛着」を持ってもらうことができます。
中島さん「エンゲージが高いファンは、良いところも悪いところもハッキリ言ってくれる。
— 徳力 基彦(tokuriki) (@tokuriki) April 27, 2020
ファンの声に耳を傾けて、自分達がやろうとすることを考え直すことが大事。⁰まずは今試合に来ている人に読んでもらい、その反応から次の手を考えている。」#noteでスポーツhttps://t.co/H7YxTkMUvC
noteの良さは「引用のしやすさ」
Q:動画全盛の今なぜnote?
— 徳力 基彦(tokuriki) (@tokuriki) April 27, 2020
石井さん:YouTubeは解説やトレーニングが向いていると、一応録画はしてる
西原さん:動画は作り込みが必要で、更新が大変。想いは文字が強い
中島さん:noteに他人の凄い動画を使う方が、FC今治らしい記事になると考えている#noteでスポーツ
https://t.co/aWGWaYwXCL
これは「Youtubeなどの動画プラットフォームがある中で、noteだからこそできることは?」という質問から出てきた中島さんの答えです。
この記事でもたくさんしている様にnoteは他のサービスを簡単に綺麗に引用することができます。(URLを貼り付けてEnterを押すだけ)
そのため、テキストさえ用意ができれば他の人がオープンに公開した画像、動画などを使ってコンテンツを作ることができます。この手軽さがnoteの特徴でもあります。
更新頻度を確立する
noteを始めた方から一番よく聞かれることが更新頻度です。
これに対する答えとしては「頻度に関してはクリエイター側で無理のない頻度を設定して、それを守る」とお話をしています。
西原さんがイベントの中でジャンプなどの漫画雑誌を例にしていましたが、読者に「毎週月曜日はジャンプの日」と習慣化させることで、エンゲージメントが高まっていきます。多くの人はインターネット上にあるコンテンツに対して検索をしてたどり着きますが、この数はなかなかコントロールができません。習慣化させることで固定の読者を増やしていくことが大事になります。
見逃した方はぜひアーカイブを
ここまでイベントで出た印象的な言葉とともに振り返りをしてきました。
イベント自体は1時間半弱と短いものでしたが、そのなかにヒントとなる言葉はたくさんちりばめられていたのではないかと思います。今回は中島さん(チーム)、石井さん(アスリート)、西原さん(ファン)という様々な立場でお話をしてもらいましたので、スポーツ関係者の皆さんもご自身の立場で参考になるお話があれば嬉しいです。
もし見逃したという方がいらっしゃいましたら、アーカイブが残っているのでぜひご覧ください。
【19:30~20:30配信】『スポーツ界はどのようにnoteを使うべきか』のライブ中継を配信中!ハッシュタグ #noteでスポーツ で質問・感想・実況おまちしています。#note https://t.co/J5AdsuKLvv
— note (@note_PR) April 27, 2020
そして、ゲストの方が書かれたフォローアップ記事もぜひ。
今後やりたいこと
今後も今回のイベントの様なお話ができる機会をどんどん作っていきたいと思っています。色々な方達のnoteを始めた理由やnoteで何を発信していきたいのか、を聞くだけでも参考になりますよね。
ただ、このオンラインイベントは結構な労力を使います。笑
もう少し気楽にやれれば手数を増やすこともできると思うので、ラジオをやれればと考えています。音声コンテンツについてはイベントの中でも話が出ました。
今回ほど形式ばったものよりも、皆さんのながら時間に聞き流せる様なお話ができる場所を作りたいと思っているので、もし楽しみにしてくださる方がいればお待ちください。笑