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【週間レビューNo.298】社内コンセンサスに向けて
今週の週間レビューです。今週はビッド形式にバイサイドM&A戦略についてお話しています。
社内コンセンサスに向けて
実はバイサイドが大企業の場合はこのことが一番重要かもしれません。
前述の手続を経た上で買い手は2次入札に応募します。2次入札に先んじて、 DD期間中に、売り手から買い手には株式譲渡契約書が提示されますが、売り手から提示される株式譲渡契約書の初回案は、売り手の責任を最小限に抑えているため、そのまま締結してしまうと買い手は多大なリスクを抱え込む可能性があります。
ファイナンシャル・アドバイザー(FA)および弁護士との協議を重ねDD結果を踏まえた、最終的な買収価格を記載した最終意向表明書と、株式譲渡契約書の修正案(マークアップ案)を作成する必要があります。
2次入札提出まで進んだ買い手に往々にして発生しがちなのは、買い手社内 における承認プロセスです。実務メンバーとしての買収に向けた現場の高揚と、経営の立場からの冷静な視点との間では、衝突が起きることもしばしばであります。
社内(コンセンサス)合意に係る論点
・投資による事業機会は何か
・リスクは何か・どのようにリスクを緩和するのか
・誰が対象会社を責任を持って経営するのか
・どのようにいつまでにシナジー効果を実現するのか
・投資による経済的な利益はどの程度なのか
29日はオンラインイベントです。よろしくお願い申し上げます。
【サロンonly】
8/21 IPライセンスについて
8/21 ファブレス市場環境
8/22 ファブレス競争環境1
8/22 ファブレス競争環境2
8/23 一般的な競争入札スケジュール
8/23 1次入札への招聘と応札
8/24 DDおよび2次入札
8/24 社内コンセンサスに向けて
8/25 入札通過後の最終契約交渉およびクロージング
8/25 売り手と買い手の論点の違い1
8/25 売り手と買い手の論点の違い2
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