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【今週も1名様ご入会!】「PBR=PER×ROE」に分解して見えてくるもの

【今週も1名様ご入会!】週間レビュー No.283

今週も1名様にご入会いただきました。深く御礼申し上げます。

今週は東証から出てきたPBR1倍割れの発行体の改善策について、いろいろとお話をしてきました。

原理原則を改めて掘り下げると改めて「ファイナンスは深いなあ。」と思った次第です。

あと、28日のイベントについては、来週リリースいたします。
それでは来週もよろしくお願い申し上げます。

【リアルイベント書き起こし】PBR = PER × ROE の分解でわかること

こうやって分けて作ってみると はっきり自分としても分かったことがあって さっき言ったPBR 1倍割れと1倍超と分けて それはさらにPERでピボットテーブル入れて そうするとはっきり言えるのが、TOPIXのPERの過重平均、 単純平均でもいいですが、ここに15倍で線を入れた時にどう見えるかっていうと PBR1割れの発行体は、やっぱり圧倒的にPERが低いわけですね、当たり前っちゃ当たり前なんですけど だからPBR割れてんだろうと。基本的には15倍です、TOPIX全体のPERの平均は。

極めて顕著なんですよね。で、さっき前のページなんですけど 1倍割れの企業のPBRに対する相関 PERとROEは相関が大きいです って話をしたと思うんですけど、しかもその下に触れる方はやっぱりPERの影響は結構大きいっていうことが分かる。

PBR1倍割の会社と そうでない会社の差っていうのは、結局はPERの違いなんですよ。

それで、PERの違いっていうのは 成長性の議論なんですよ。だんだん自分でもそのことが分かってきて、次のページの見れば もっとはっきり分かってきて、今度はROEの分布なんですが この大きい両方の山はこれ、いわゆる異常値っていうか外れちゃうので ここは別にあまり気にしなくていいんですけど、さっき言ったグローバルベースでROE8%がコンセンサスだって話をしましたが、だからここで一つパッと仕切りを8%で入れたときに、 全体では中央値ベースでやっぱり8%位に近いところに来てるんですね。

だけど見ての通りじゃないですか やっぱりPBR1倍割の会社っていうのはROEはやっぱり8倍割れてるところが多いんですね。

当然と言えば当然だから、相関強いんでしょっていう話なんで、 前のページもPERが低い PBR、ROEも低いだからPBR1倍割れ その通りなんですよ。

だけど一方でこれでわかるのは、PBR1倍以上のところも実は結構課題抱えてんじゃないの?っていうのが見えてくる。

割と横ならばらけてる感じしませんか?あの1倍割は割と低い方にグーってよってるって見えるんですけど、で、1倍超のところもバーっと並んでいて、別に1倍超だからそこはまあ気にしてないっていうことなのかもしれないですけどね。

なぜならば こっちの成長率の方でやっぱり倍率が高いので ROEを気にしなくても 時価総額が大きくなる。 PBRも含めて時価総額が大きくなっている というところが表に出ているからこそ、実は資産効率に対して意識がいってないというところが あるかもしれないです。

ここら辺は これは一つ気づきですよね。だけどそのまあ今日はPBR一番悪い会社はどうしようかっていう処方箋の話なので 一応「じゃあ両方とも低いですわ」という話の中で 今日の僕なりの話というのは 基本的には優先するのはPERですね。ただそれはまずROEを解決してからだと思っています。

【サロンonly】
4/3 PBR = PER × ROE の分解でわかること
4/3 PBRは簿価
4/4 PERは逆数で理解することが重要
4/4 レバレッジをかけてもROEは上昇する
4/5 日立製作所セグメント業績推移
4/5 日立セグメントEP
4/6 ChatGPTを使ってみて
4/6 ChatGPTについて思うこと


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