Dom&Subの関係タイプについて考えてみた。

この際、SMは除外しております。
なぜならSMは「ヤるか・ヤラれるか」のどちらかしかないからです。
私の感想ですが、Dom&Subの関係を締結してからSM(実技)に入るケースが多いと思っています。
なので、今回は実技(ヤるか・ヤられるか)の前の関係性を考えてみたいと思います。

まず、関係性がどのように決まっていくのか。については
Sub側の個性が80%、Dom側のソレが20%ではないかと考えています。
また細かい事を並べ立てるとドン引きされるので多くは語りませんが、
本来であれば、Sub側がDom側のカリスマ性とか、そういったものに
引き付けられて従う、仕えるものだと思っています。
が、しかし。昨今は「相手欲しさ」なのかSub側の考えや個性に寄り添ったお導きが上記の通り大半ですので、時代の流れに逆らうことなく述べてまいりたいと思います。

1.マスター&サーバント型
マスター(主人)とサーバント(召使い)の役割ような関係性です。
昔のヨーロッパはこの形が多かったんじゃないですかね。
召使の都合なんか関係なし。主人が自分の都合の良いままに命令し、
言う事を聞かせる。
無茶振りもなんのその!言われたからには必ず実行「させられる」、なかなかに硬派な関係と言えます。

2.先生&生徒型
一定のルールの下、例えば奴隷誓約書の内容などでSubをコントロールするような関係性です。
中にはお仕置き目当て・構ってもらうこと目当てでルールを破るSubなんかもいそうですし、仕置きをしたいから、言いがかりのようなルール違反を指摘してお仕置きするDomもいそうです。
※SM婚ではなかったんですが、結婚したら旦那さんの性癖がSで「味噌汁が冷めてる!」とかの理由で奥さんをお仕置きしていたというケースを聞いた事があります。奥さんはM嗜好ではなかったのですがSub嗜好の気は有ったみたいで、旦那さんのお仕置きに付き合っていたそうです。

3.師匠&弟子型
博識であるDomと、博識な人に惹かれて傅いちゃうSubの関係性です。
博識でなくても、Subが一般生活の中で苦手としていることをいとも簡単にこなす場合も含まれます。
電車の乗換えが苦手、計画を立てるのが苦手、スケジューリングが苦手、調べ物が苦手なSubがこれらをいとも容易く回答を出すDomに惹かれて付いていっちゃう。というケースですね。
※ここでDom側に求められる大事なことは2つ。
1.起こり得るケースを考えて、何種類も回答を用意しておくこと
2.回答をSubに伝えるときに、下に見ているような態度で接しないこと。

4.飼い主&ペット型
一番誤解が生じやすいパターンですかね。
ペット側は「可愛がってもらえる、犬か猫」と思っていたら、
確かに扱いは犬・猫だけど床に皿を置かれて、四つん這いで
本当の犬猫扱いされて憤慨する。というケースを聞きました。
※Domは「だって、飼われてるんだぞ。生殺与奪はこっちが握ってるんだし
ペット扱いされたいって言うから、ペット扱いしたのに何で怒られるんだよ」って困りながらも憤慨してましたw

Sub側の想像は「服は着てるけど、首輪とリードはされている。」
「お部屋の中でも二足歩行。甘えるとムツゴロウ先生並に可愛がってくれる」というものなのにDom側の認識は「CMNFは当然、首輪とリードをしてるんだから室内でも四つん這い。(CMNFとはクロース・メール、ネイキッド・フィメール」の頭文字を取ったもので「男性は着衣・女性は全裸」というものです。逆のCFNMもあります。)
なんならCMNF+首輪+リードでお外に散歩&本物の犬のように電柱にマーキングもしてもらう」だったりするとこれはもう、乖離が大きすぎて妥協点が見つからない!w

関係を結ぶのに否定的な考えは持っておりません。
しかしながら「だと思った」による考えの乖離は悲劇を生むだけだと思いますので時間を掛けて、具体的な考えや行動などをすり合わせていただければと思います。

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