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夜はさみしくも楽しい

久々投稿です。

夜になると人通りが少なくなり、多くのお店が閉まり、辺り一帯が静けさ包まれます。

この前私が深夜にふらりと出かけたときに、なんとなく思ったことを書きだしてみたいと思います。


閉まっているお店を見ると・・・

昼間にやっていて夜にしまっているお店を見ると無性にワクワクします。

それは、暗く静まった誰もいない店内が掻き立てる想像力から来ています。

仕事が終わった店員さんは家でどんなことをしているんだろうとか、あの商品はいつから陳列してあるんだろうとかを考えています。

後はちょっとイケないことかもしれませんが、今ここでそのお店に忍び込んだらどうなるだろうとか、考えたりしてしまいます。

とにかく、そうした昼間と全く違う雰囲気を見ていて楽しくなります。

非常灯だけが緑色に光っていて、後は暗闇に包まれているホラーゲームのような光景が私は好きです。

温泉旅館に行った時も同じような感覚が夜に起こります。

実は夜でも人がいる

意外にも夜遅くになっても外には多くの人がいます。

コンビニの駐車場で話し込んでいるグループやこれからネカフェに入ろうとするサラリーマン、深夜もやっているスーパーでしゃべりながらゆっくりと買い物をしているカップルなど実に様々な人たちが深夜になっても活動をしていることがとても興味深いです。

特に、コンビニにいるグループを見かけると、上京前に友達みんなでお酒を飲んだ後にお菓子やジュースを手にしながら話に花を咲かせていた時のことを思い出します。

もうみんなそれぞれの都合があって会えずじまいですが、あの時の楽しかった時間はふとした瞬間によみがえってきます。

こうしてみると、それぞれの人が一人ひとり背負っているドラマを感じます。

夜の無敵感

夜は、昼間に比べて人や車の通りが少なく周りに誰もいない状況になることがしばしばあります。

そんな状況になると、理由はよくわからないけれど、謎の無敵感がどこからともなくやってきて私の足をさらに前へと進めさせるのです。

夜って本当に不思議な時間帯だと思っていて、昼間だったら絶対に考えないような突拍子のないことを頭に描かせてくる小悪魔だと思っています。気が付いたら周りに恥ずかしくて見せられない言えないようなことをノートに書き綴っています。

だから、昼と夜という概念がこの世にあってよかったと思っています。

もしそうでなかったら、きっと私は正気を保つことができずに放浪の旅に出ていたでしょう。

朝が来るまで

こうした特別感があふれた夜の街が、朝になったとたんに正気を取り戻していくのがなんだか名残惜しく思えます。

昼と夜の概念があってよかったと先ほど私は書きましたが、太陽が昇ってきて人々の生活が動き出す活気を感じるとともに、消えていく特別感と無敵感をつかみ取りたいというアクセルとブレーキを同時に踏んでいるような感覚を味わうので、この時の感情が1日の中で一番複雑になっています。

でも、昼間は「いつもの顔」で営む必要があるので、この複雑な感情にふたをして顔を元に戻して今日も人々の群れの中に飛び込んでいくのです。

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