日記

日々思えども、簡単に思いは変えられないので、昨日と同じことを思う。しかしそれを書いても詮無いことだ。同じことへの繰り返しの思考は、ある日突然飛んで結論に至るようなものでもない。

何事も積み重ねという訳なのか。この思索に出口はあるのか。誰が答えを出して、提示してくれるのか。

前人未到の地に行っているはずもないのに、一人出口を模索し、一人切り開いていかねばならない。ショートカットのできない道を歩まされているようだ。

師が欲しい。導いてくれる師が。既に人が開いているはずの道を、目隠しをして歩いている気がして、切実に師が欲しいと思う。だが、師事するほどの情熱のある人に出会えない。それは言い訳なのかもしれない。私の方に誰かに師事するほどの情熱がないのかもしれない。

いいなと思う人がいても、すでに亡くなっていたりする。不幸な事に。

彼らが残した書に忠実にしても、それを認めてくれる彼らはいない。

書いているうちに日付が変わった、明日が来る。


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