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探す楽しみ みつけた喜び

カーナビが嫌いだ。

こう書くと、カーナビを作っている人たちや販売している人、カーナビを愛している人たちにに申し訳なくおもう。

しかし、嫌いなものはしょうがない。みなさんにはあきらめてもらうしかない。というより、カーナビが嫌いない人なんて少ないと思うので、まぁ少数意見と思って聞き流してほしい。

「およそ300m先、右方向です」

なぜか、その声を聞くと心の中で「イラッ」とする。どうしてだろう。そのことについて今回は考えてみたい。



前回、雨を降らせてもらったお礼にカンナビ山(大船山)詣でをしたということを記事にした。

そこで雨ごいの神様である多伎都比古命(たきつひこのみこと)との邂逅があった。大船山登山はずいぶん疲れもしたが、詣でた満足感も当然感じていた。それならばと、大船山付近にある神社も多伎都比古命(たきつひこのみこと)関連の神様が祀られているのではと調べてみれば、やはりその通り、多伎都比古命(たきつひこのみこと)が祀られていたり、関係している名所が見つかった。

それならと残りのお盆休みを使って、多伎都比古命(たきつひこのみこと)巡りをしてみようと考えた。

googleマップを調べてみると、大船山付近には多伎都比古命(たきつひこのみこと)が産湯に使ったという滝があるという。虹が滝という。

ぼくの車にはカーナビがついていない(積極的につけていない)ので、携帯の地図アプリを参考に当たりをつけて進んでいった。今の携帯アプリはGPSと連動しているので、地図中にぼくの位置が分かるようになっている。

車を走らせ、虹が滝に向かっているとだんだん道が細くなってきた。道幅も車一台通れるかという細道になる。こういうのが楽しい。しかし、いつものように虹が滝が見つからない。

車を止めて地図アプリで確認すると、どうやらすでに虹が滝を過ぎたところまで進んでいたらしい。


奥は行き止まりだった

こういうときはカーナビがあったら、すぐに「道なり200m終点の虹が滝です」とアナウンスがあるところだ。そうすれば、なんなく虹が滝に着いたであろう。しかし、それだと「探した」ということにはならない。案内されたに過ぎない。探す楽しみが既にカーナビからは失われているのだ。

来た道を数百メートル戻ると、その滝の看板が見えてきた。

思いのほかわかりずらい
これが入り口
滑りやすい石段がある
左側の舗装された道を歩く
川が見えてきた
奥からは水が落ちる音がする
着いた!!
おおっ、確かに二つに分かれた滝だ


ここで多伎都比古命(たきつひこのみこと)は産湯につかったのかとひとり感慨に浸る(しかし、滝を産湯に使う必要があるのだろうか・・・まぁ、それこそ野暮な相談だろうな)。

地図アプリを見るとこの滝のすぐそばに宿努(すくぬ)神社があると示している。


しかし、あたりを見回すがどこにもそれらしきものがない。おかしいなぁ、なくなったのかと不遜なことを考えるが、ひょっとして山だけにもう少し上のほうにあるのかなと探りを入れる。すると300m下に戻ったところに、細い脇道があることが分かった。


その脇道を進んでいくと、ちょうど虹が滝の上方10~20mに宿努神社が祀られていた。

これじゃあ、知らない人はたどり着けないな
この社殿の崖下が虹が滝になる

こうやっていろいろと間違ったところに出たりして探すという楽しみがぼくは好きだ。そして、ようやっと目的物(今回は宿努神社)を発見した時の喜びはなにものにも替えがたい。

でも、今回はカーナビがあったほうがよかったな・・・(おい!!)



今回も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

夏に訪れる虹が滝は思いのほか涼しく気持ちよい場所でした。

みなさんも一度、虹が滝の作り出すマイナスイオンに触れてみませんか ♪

お待ちしています 



こちらでは出雲神話から青銅器の使い方を考えています。

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