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今こそ北へ針路をとれ!

西日本豪雨で、僕らの運営する「あわくら温泉元湯」(岡山県西粟倉村)はちょっとした風評被害を経験しました。決して目には見えない、聞こえては来ないですが、7月のお客様の数は明らかに減り、8月のお盆ぐらいで持ち直してきました。僕らのような小さな宿でも大変であり、焦りましたから、大きな旅館やホテルはさぞ大変なことだったと思います。

北海道での大地震から6日目を迎えます。厚真町を中心に、胆振(いぶり)エリアは大きな被害を受けました。地震直後から全道でブラックアウトも起こり、大変な状況が3日は続きました。しかし6日目を迎え、僕は住んでいないため予想ではありますが、道北、道東、道南はすでに普通の生活に戻りつつあります。しかし本州から見れば、それらすべてのエリアが同じ「北海道」。ちょっと観光でいける雰囲気ではない、と思われる方も多いと思います。

「気にせずおいでよ!」「来てくれないと人件費払えない」「秋の北海道はこれまた魅了的だよ」

と、こうした地域の方々が思っても、あえて北海道行かなくてもいっか、と思ってしまうもの。僕らの時もそうでした。

「あえて豪雨被害のあった岡山にいかなくてもいいんじゃない」

と思われていたのかなと。

現在、厚真町ではボランティアセンターが開設されており、ボランティアの方々が入って来ているようです。こうしたボランティアの方々は本当にありがたい存在です。一方で、観光客はちょっと躊躇するはず。しかし、この9月に行くってことが大事なのです。10月に入れば、すこしは大丈夫かなあと思って観光客も戻ってくるかもしれません。しかし、1ヶ月でも客足が遠のけば、大きな旅館やホテル、いや、小さなところでさえ、本当にきついのです。

実際、今日9/10の神戸空港から新千歳空港行きのスカイマークはガラガラだったと聞きました。やはり、風評被害が始まっているか、と。ここはあえて北海道へ観光という選択を。みなさま、どうかよろしくお願いします!

※写真は、地震前の8/30に撮影した厚真町の森林です。この森林、大丈夫かな。まだあるかなあ。



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