見出し画像

文字から伝わるひとがら


SNSが広がって、なんだかお手軽に人とつながれる時代。
最近は手紙はおろかメールも使わなくなって、LINEでの短いやりとりが増えた。スタンプも便利だから、よく使う。

それでも、その人が普段その人が選ぶその文字や言葉で、人柄がにじみでてくるんだから、面白いよなあと思う。

気になる人とLINEでやりとりをしていて、「なんか、しっくりこないな」と感じたときは、たいてい実際に会ってもしっくりこない。


語尾はどんな感じか、絵文字のチョイスは。顔文字は使うのか。
「俺」「おれ」「オレ」でも感じがちがってくる。
長文で送ってくるのか、短文で送ってくるのか。
小さなことで、印象がまるでかわってしまう。


手紙、すっかり書かなくなってしまったけれど、大事なときには書きたくなる。
普段がSNSにすっかり慣れてしまったからこその、その人のためだけに、言葉を選んで、その人を思い浮かべて書く時間は、愛おしいよね。


平安時代は和歌でのやりとりで相手のことを知って恋をしたというけれど、なんか、その感じ、ちょっとわかるかも。

やっぱり、その人が選ぶ文字はその人をあらわす。
と、思う。


#コラム #ひとりごと


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?