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受験勉強のコスパのはなし


努力は簡単に裏切るけど経験値は残る

簡単に言ってしまうと、受験勉強ってめちゃくちゃコスパが悪いです。

頭がよくなるから周りの人間がおろかに見えることがあるし、12時間毎日勉強しても試験本番で0.1点でも足りなかったらそこで失敗。受験制度は改悪の一途をたどる。しかしここで大切なのは、失敗しても終わりではないということです。

私はなんだかんだもう何度も東大受験に失敗していますが、毎年新たなスキルを身に着けて再受験しています。

去年はWEBマーケティングの知識もなかったですし、ライティングのスキルもなかった。しかしいま私はいつの間にやらライターになり、マーケターになり、来年にはプログラマーになっているかもしれません。

いつの間にやら「受験生が副業」のようになっていることに気づきます。これがいいのか悪いのか、私にはわかりません。しかし人生は常に万事塞翁が馬合理的な判断には常に限界があるのです。

今年もだめならまた来年挑戦するかもしれませんし、もしかしたらエンジニアとして独立しつつ受験勉強を続けるかもしれませんし、ライティングスキルをもってライターとして就職するかもしれません。

どんなに失敗しても経験値は残る。そう考えれば人生は少しだけ気楽になれます。

私の父親はいつも私に「失敗するなら挑戦しても無意味」「評価されなくては努力をしても無駄だ」と私に言い聞かせていました。しかし、今思えば彼も生きていくのに必死だったのでしょう。

彼が言っていたのは、私にではなく自分自身に向けてだったのかもしれません。

少なくとも彼はそう考えていたのだろうし、それを誰かに伝えたかったのでしょう。しかし、彼と私では生きてる世界も環境も、ましてや時代も違います。

悩んだときは、紙に悩み事を書き出すといいよと、明大に通っていた友達が教えてくれました。彼はイケメンです。どうでもいいですね。

正直な話、努力が無意味かそうでないかは私にはわかりませんし、おそらく誰にも分らないのでしょう。そうではなく、どちらを前提として生きるかという選択肢が我々に与えられているだけなのではないか、と思います。

私は努力を続けますし、その努力の記録のためにこの活動を始めました。

行動すれば経験値は残る。これが真実だと仮定して生きていったら、どんな景色が見えるのでしょうか。

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