![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/135305069/rectangle_large_type_2_ba564cb16ac51a7ff2bf4efac8b764f6.png?width=800)
Photo by
polarbear_shiro
二度と会えない訳ではないけれど、別れはいつだって誰だってさみしい。
「今年は本帰国する人が多い」
人と会うたびに話題に上がる、帰任者のはなし。
そのとおり、昨年末から3月下旬の今まで、
両手では数えきれないほどの人が上海に別れを告げている。
今週にいたっては4人、そのうち3人は同じ日に連絡をもらった。
え、あなたはまだしばらく上海にいると思ってたんだけどな、って人にも
これからの活躍を願うメッセージを伝えた。
今年はとくに、20年、10年上海にいた人が帰っている。
これは2022年の上海ロックダウンを機に、
この国への不信感が色濃くなったのかもしれない。
それに、20年、10年いた人は、今や50代、40代になった。
まだ発展の通過点にいた上海に魅入られて
ここにいることを決めた若者だった人。
今後のこと、親のことを考えると、
今が離れどきなのかもしれない。
駐在員の場合、後任者がいるのだけど
その後任者も年々減っているように感じる。
さて、連絡をもらった人たちは
正直数回しか会っていなかったり、数年会っていなかったり。
でも、それでも、別れはさみしい。
みんな、同じ国に帰るし、連絡先も知ってるけど、
この上海でももう会えないんだなぁと思うと
どうしようもないさみしさが込み上げる。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?