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二度と会えない訳ではないけれど、別れはいつだって誰だってさみしい。

「今年は本帰国する人が多い」

人と会うたびに話題に上がる、帰任者のはなし。
そのとおり、昨年末から3月下旬の今まで、
両手では数えきれないほどの人が上海に別れを告げている。

今週にいたっては4人、そのうち3人は同じ日に連絡をもらった。
え、あなたはまだしばらく上海にいると思ってたんだけどな、って人にも
これからの活躍を願うメッセージを伝えた。

今年はとくに、20年、10年上海にいた人が帰っている。
これは2022年の上海ロックダウンを機に、
この国への不信感が色濃くなったのかもしれない。

それに、20年、10年いた人は、今や50代、40代になった。
まだ発展の通過点にいた上海に魅入られて
ここにいることを決めた若者だった人。

今後のこと、親のことを考えると、
今が離れどきなのかもしれない。

駐在員の場合、後任者がいるのだけど
その後任者も年々減っているように感じる。

さて、連絡をもらった人たちは
正直数回しか会っていなかったり、数年会っていなかったり。

でも、それでも、別れはさみしい。
みんな、同じ国に帰るし、連絡先も知ってるけど、
この上海でももう会えないんだなぁと思うと
どうしようもないさみしさが込み上げる。


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