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#小説 #連載小説 #ゲーム (はじめに) マガジンの冒頭でも簡潔に説明していますが、奇妙な慈善団体に寄付をし、異世界で暮らす恵まれない少女の後見人となった「私」の日記です。 私信(毎月、少女から届く手紙)と、それを読んだあとの「私」の感想部分が有料となっています。時々、次の手紙が届くまでのインターバルに、「私」が少女への短い返事を送るまでの日記(Re)が書かれることがあります。こちらは、基本的に全文が無料となります。 (バックナンバーについて) だいぶ数が多くなっ
「やあやあ、待っていたよ」 連絡役の男を出迎えながら、私は手鏡についた木屑を払った。ついでに鹿革の眼鏡拭きで鏡面も拭き取っておく。少女の手に戻るときに、汚れていては申し訳ない。 「これ、なにかに包んだ方がいいかい?」 「いえ、結構です。あちらで適したものを用意しますので」 そうくると思った。 私が渡すと、連絡役の男は曇りのない鏡面をチラッと眺めてから「たしかにお預かりします」と言って手鏡を手提げ鞄にしまった。 「言づてはありますか?」 「もちろん。私がとって
#小説 #連載小説 #ゲーム (はじめに) マガジンの冒頭でも簡潔に説明していますが、奇妙な慈善団体に寄付をし、異世界で暮らす恵まれない少女の後見人となった「私」の日記です。 ただし、こちらのアルファベットがついたシリーズは、「私」が新たな寄付をして後見人となった、「ふたりめの少女」のシリーズで、「ひとりめの少女(数字がついたほうのシリーズ)」とはシステムが異なります。 約二ヶ月の間に、時々届く少女からのメッセージ部分と、それに伴う「私」の感想部分が有料となります。