保健所立ち入り調査②
前回からの続きで保健所の立ち入り調査です。
*あくまで個人の経験とポイントですのでご了承ください。
本日は1項目からスタートです。
1、医療機関で働く従事者に付いて
この項目では主に有資格者の資格や登録の確認と病室に関しての基礎です。
例
(1)有資格者の採用時に免許証の原本確認(医師免許、看護師免許等です)そして写し(コピー)を保管しておくこと
→当たり前ですがここのポイントは”照合した日付”と”管理者(院長等)が確認したサイン”を写しの裏面に入れておきましょう。これが証拠になります。
(2)病床の適正使用に付いてです。簡単に言えば”隠しベッド”を使っていないかです。有床診療所ですと19床以下ですので勝手に部屋を作って使用していないかがメインで突っ込まれます。
→もちろん”ないですよね?”
(3)緊急時の体制に関してこれはもうそのままです。管理者(院長)や看護師長などと緊急時に連絡が取れるような方法を決めときましょう。
2、診療関係
ここからが少しづつコアになってきますね!
(1)安全管理関係
安全管理体制について準備するものと記載事項をまとめていきましょう。
・安全管理指針
→指針の作成です主に「委員会設置事項」「職員研修「改善策」「発生時対応」「情報共有」「患者様からの相談」を入れ込んでいきましょう。
→委員会(月1回)、職員研修(年2回)、インシデント・アクシデント事例この辺は議事録や研修記録もしっかり作成しましょう
・事故発生時の体制
→緊急性が高いアクシデント、感染、医療機器事故、食中毒等々がおきた時の職員の連絡体制、診療中に起きた死亡などのマニュアル、フローを作っておきましょう。もちろん平常時からチェックしている記録もしておきましょう。
・患者様、家族の対応
→これはもう結構多くあることですね、患者様や家族からの相談場所や体制を作っておき記録をしっかりととっておきましょう。
次回予告
次回は院内感染関連からスタートです。
コメント、質問等ありましたらよろしくお願い致します!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?