見出し画像

たぶんこんな出会い方したの世界でわいらだけな気がする。

はじめまして。しがない理系学科の女子大学生です。なんだか眠れない夜で、ふと思い立ってスマホにちまちま文字を打ち始めています。こうなったのも今隣で寝ている彼氏が、さっきまで話していたのに突然寝てしまったから。話し相手もいなくなり、いつもなら動画サイトでASMRなど聞いて眠りに落ちるところですが、今日はなんとなく文章を書きたくて、暗がりでポチポチ文字を打っているという訳です。

さて本題。

今回私がなんとなーく文章に起こしたいなと思ったのはいま絶賛寝返りをうったこの彼氏の話。私の7つ年上で現在社会人2年目。付き合って1年と2ヶ月程経ちました。

毎回彼氏の年齢を友達に言うと、え!?社会人!?どこで出会ったの!?バイト先!?とか言われますが、普通に通っていた大学で、私が学部1年、彼が院2年の時に出会いました。

1年生の後期。私の学科では後期に実験科目がひとつありました。その講義ではArduinoと呼ばれるまぁ界隈ではお馴染みの装置を使って、LEDを光らせたり色んなセンサをプログラム書いて動かして、、オリジナルのシステムを作ってそれらをパワポで発表、、といった感じのやつでした。

数学とか物理とかはともかく、とにかくプログラムを書くというのが苦手だった理系女子(仮)笑なわい。とにかく発表時期だけが迫っていき、実機が全く完成しないという窮地に追いやられます。

そんな時です。大学に頭のいい先輩たちが悩める後輩に勉強を教えてくれる場があるというのをビラで発見したのは。

とにかく切羽詰まっていた私は担当の教員に頼み、Arduino諸々を持ち出すことを許可してもらい実機をそこへ持っていくことに。

しかし到着した私を待っていたのは困惑した見ず知らずの先輩方の目線であった、、。

まぁ今思えば基盤とか配線とかセンサとか、もちろんArduinoとかを持った初見の女子大学生が必死の形相で「Arduinoわかる人いませんか?!?」って言ってきたらうちでもひくししゃーないけど。

そしたらこの場でこれわかる人はこの人だけだわって満を持して登場なされたのが今の彼氏はん。私より少し背が高くて、私より痩せてて(決して私が太いのではなく、彼氏が細すぎる)、もうオーラからして賢そうな人だった。今もだけど。

兎にも角にも、希望の光をゲットした私はその彼に教えて貰いながらプログラムを書き書き。まさかの使う予定だったセンサが壊れているという不足すぎる事態が起こったりもしたが、出来杉くんな彼がはんだごてで直してくれたり。こんな感じできゅん?とするシーンを交えながら4時間程作業に付き合ってもらいました。

そしてなんとか完成して泣きそうになりながら、「今度のパワポの発表で最後にSpecial Thanksで名前書いときますね!」と言ったのをすごい覚えてる。(全力で拒否られた)

もうとりあえずお礼を言うことでしか感謝を伝えられなくて、発表が終わったら絶対菓子折りでも持って結果報告しなきゃとか思ってたら名刺渡されて、また質問とかあったらメールしてって言われて。大学院生って名刺持ってんの!?え、てかLINEじゃなくてメール!?とか色々思ったけど有難く頂戴して。その日はその場でお別れして帰りの電車でお礼メールを送りました。

そしたら秒で帰ってきて、LINEのQR貼っつけられてて笑った。最初からLINEで良かったじゃん!笑笑 って思ったけど、人生で初めて名刺貰えたからまあいいや。


そして発表も無事済み、ちゃあんと菓子折り持ってお礼もしに行って。そのくらいの時期から彼に教えてもらった場所によく通うようになりました。単純に私が人より阿呆で勉強を教えて貰えるなら有難い!と思っていた面もあったけれど、6割くらい彼目的。

当時は年上のお兄ちゃんに懐いてるくらいにしか自分でも思ってなかったけど、今思うと普通に見た目タイプだし、親身に課題手伝ってくれたところとかに惚れてたんだろうなあ。

LINEもゲットした私は暫くは毎日一言二言は会話して、週に2回はあの場に行って彼に会う、という日々を送りました。しかしこの均衡を崩したのは彼で。ある日彼の家に来ないかという誘いを受けます。

もちろんいきなり誘われたわけじゃないですよ。この、LINEがくる数日前に彼とチャイ(インドカレー食べに行ったらでてくる飲み物ね。)の話をしてて、チャイが飲み物で1番好きかもーみたいなことを彼に言ったんですよ。あといつでも飲めたらいいのにーって。

そしたらそれを聞いた彼がカルダモンやらシナモンやらスパイスを買ってきて、実際にチャイを作ってみたから今度一緒にやって飲んでみないかって。チャイ好きの私としては二つ返事でOKしました。

そして当日。大学近くの下宿先に入り腰を落ち着かせていると彼から渡されたのはメニュー表。

え?メニュー表?!え!?

と固まっていると、彼から好きな紅茶選んで〜と。自然に言うもんだからとりあえず5段階評価で星4つだったやつを選んだ(気がする)。すると近くの棚から取り出したのは紅茶の可愛い缶詰。しかもそれがひとつふたつ、とかのレベルじゃなく店かと見紛うほどの量。そして可愛いティーカップに淹れられて紅茶が登場。大学の男友達で下宿先にティーカップとか置いてる人は後にも先にも彼しか知らないなあ。しかも当時は全く知らなかったけど、マイセンとかベルナルドとかウェッジウッドとか。

メニュー表の時点でだいぶ彼のことは好きになってた気がする、、自分のツボがいまいちわかんないけど家で自作のメニュー表渡してくるやつとか今後の人生でなかなか現れないだろうし、なんかおもしろい人だから好きだなっていう思考回路でした。

紅茶を頂いた後はいよいよチャイ作り。スパイスをすり鉢ですり潰したり、煮出したり。割と簡単にできて、今でもたまにチャイ作りはしてます。
とまぁ、チャイも作ってまた一服。持ってきた茶菓子を囲みながら世間話をしながら無事その日は終了したのでした。

その後も何度か彼のお家にお邪魔して、おすすめの紅茶を頂いたり、焼肉パーティーを開いたり。慣れた頃には週一ペースで彼のお家に行くようになって。

四ヶ月ほどこんな生活を続けて、彼が私の生活の一部になり始めていた一年の後期の終わり。地獄のテスト勉強が終わり久しぶりに彼のお家に行くと、いつも通り紅茶を出してくれました。しかし、雰囲気はいつもと違い、なんとなく緊張感。黙って話し始めるのを待っていると、「好きです」と唐突に言われて紅茶を吹きそうになりました。
個人的に7つも年上だし、彼が院2年でもうすぐ就職で付き合っても遠距離。こういったこともあって私は好きだなーっていう想いが強くなっても告白せずに過ごすつもりでした。ていうか妹みたいな扱い受けてたから普通に恋愛感情抱かれてたのにびっくりしたな。

とりあえずテンパりながら、私あなたの7つも年下ですよ!?遠距離ですよ!?めんどくさい女ですよ!?付き合ってくれるんですか?!とか言って承諾を得てお付き合いスタート。付き合って一ヶ月で遠距離もスタート。はじめの時は遠距離がこんなに続くとは思ってなかったけど、久しぶりに会えたときには相手のことを前あったときよりも数倍好きになって、大切だなって実感できる遠距離も悪くないなって思います。でもやっぱりいつでも会える距離が一番良いけど。


とまあ、こんな感じのわいの彼氏との出会い。なんか読み直してみたら思いつくままに書きすぎて読みにくい文章が完成してしまいましたけど、自分が読み直した時に懐かしさに浸れるくらいのものにはなったからまぁいいかな。絶賛大学の課題と就活でへとへとになってたからたまには日記的な文章書くのも気分転換になっていいですね。時折書きに来ようっと。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?