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ゴールデンカムイの魅力3つ【まとめ】

明治末期の北海道を舞台にした漫画、ゴールデンカムイが最高に面白いのでまた見たことがない、という方向けに魅力を紹介します。

札幌クラシックビールとタイアップしていたので、名前は聞いたことある、という方も多いのではないでしょうか。

細かな設定やあらすじは、こちらの動画を見てなんとなく掴んでいただければと思います。

ゴールデンカムイの魅力は今回3つ取り上げます。

1. 常軌を逸した(変態&サイコな)キャラクター​
2. 教養が身につくキーワード「アイヌ文化」「明治末期」
3. 画力のユーモア

一つずつ見ていきます。

1. 常軌を逸した(変態&サイコな)キャラクター​

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「猟師の魂が勃起する」「チンポ先生」など、通常の漫画には出てこないような言葉がバンバン出てきます。フツーのキャラクターが出てこないんじゃないか?というレベルで全員クセ強です。

特に印象的なのは、「自分の親を自らの手で殺しているキャラクターが多い」ということです。

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尾形百之助(おがたひゃくのすけ)という敏腕スナイパーは、腕前はすごいものの、心を閉ざしていいて「綺麗な心を持った人間なんかいていいはずがない」という危険思想の持ち主です。

また、月島基(つきしまはじめ)は、若い頃に好きだった女性を親に殺されたという情報を聞き、自らの手で親を殺めます。「大事なものは後から取り戻せないぞ」という、どこかハードボイルドさを感じるキャラクターです。

このように、一度エピソードを聞いたら忘れないような変人が多く出てきます。ただ、変人と言えど、心情がわからなくもないところがこの作品の魅力です。誰しもが清く美しい人生ではない中で、ねじ曲がった根性を持っていたり闇に抱える過去があるもの。そういったところがキャラクターに重なって、憎めなさ・愛おしさを感じさせます。

2. 教養が身につくキーワード「アイヌ文化」「明治末期」

私は道産子なのでアイヌ文化は学んできましたが、実際の暮らしぶりは資料館でしか見たことがありませんでした。
それをアニメ映像として見ることで、より身近に感じることができます。
アシリパさんが「ヒンナヒンナ(「感謝」の意味)」といって美味しそうにご飯を食べるシーンが何度も出てくるので、自然とアイヌ語も覚えるようになります。

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文献・資料にもとづく正確な内容

wikipediaからの引用です。

アイヌ民族博物館の職員は「文献や資料をよく調べている。文様も細かく描写されており、見応えがある」「全国の若い世代にアイヌ文化に興味を持たせるきっかけをつくったという点で貢献度は非常に大きい」と評価している

私は漫画は持っていないのですが、巻末には非常に多くの参考文献が記載されているようです。

明治末期
幕末から明治維新にかけての時代が好きな方はよく聞きますが、そういった方にはおすすめです。
個人的には、キャラクターが軍服を着ているところがなんとも時代感を表していてたまりません。

また、おじいちゃんの「土方歳三」が出てくるところは好きな人は好きだろうなあという、本当にクセの詰まった作品です。

当然、100%事実に沿っているとは限らないと思いますが、当時の生活ぶりを学ぶには十分な作品です。

3. 画力のユーモア

最後に、一番笑える要素です。ヒロインのアシリパさんの変顔が面白すぎます。

普段は可愛らしい12歳頃の女の子なのですが

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アイヌにはないミソを始めてみた時、オソマ(うんこ)だと思ってこんな顔をします。

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また、初めてカレーライスを見た時もこのような表情です。

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変顔で声を出して笑ったアニメはゴールデンカムイが初めてです。作者自身も、

アシリパさんの変顔は、描いている自分が吹きだすまで何度も描きなおします。
https://konomanga.jp/interview/52634-2(『ゴールデンカムイ』野田サトルインタビュー 「もっと変態を描かせてくれ!」複雑なキャラクターが作品をおもしろくする!!)

と言っているぐらいなので、相当気合が入っています。

現在、第1期〜第3期まであり、1〜2期はNetflix,U-NEXTなどで見れます。第3期はAmazon Prime Video、U-NEXTなどで見れますので、ぜひ見てみてください♪

以上、ゴールデンカムイの魅力3つのご紹介でした。それではまた。

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