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ゴール設定も大事だけど、「やりたいからやる」という生き方に惹かれているワタシの話

今日、カレーを作るって決めるからスーパーに行って買い物できますよね?お肉とじゃがいもと人参と玉ねぎを買えばいいから。

このロジックは、ゴール設定って大事だよ、という時によく聞く話。私も、学生さんに講義をするときに似たような事を言った記憶があります。

まあ、そうだけど、そうじゃなくても良くない?と問いが立ちまくっているいづみんです。こんにちは。

ゴール設定の大切さ

飛行機があります。その飛行機の目的地はわかりません。どこかに着地するかもわかりません。さて、あなたは搭乗しますか?

そう聞かれたらどうします?
ゴール設定の大切さって、そんな言葉でも語られませんか?

どこに着くかがわからない飛行機に乗るのは不安ですよね?飛行機の目的地がわからないのは、行先が決まっていない、ゴールが決まっていないのと同じではないですか?


ゴール設定はとても大切だと思う。ゴールを明確に設定して、ゴールに着くための計画をスモールステップに落とし込む。あとは愚直にPDCAを回しながら行動する。大谷さんの曼陀羅チャートとかそんな感じだよね。もう、ぐうの音も出ませんね。素晴らしい。


ゴールってなければだめですか?

ゴールの大切さはよく知っているつもりです。が、コーチとしてこんなこと書いていいのかドキドキしているのだけど、ゴールを決めなくてもいいんじゃないか?と結構な頻度で思います。
動きたいから動く。やりたいからやる。もちろん厳密に言えば、そこにはゴールとかビジョンが潜在的に存在しているんだと思う。でも、動きたい!とかやりたい!とか瞬間のパワーを軽んじたらいけない気がしていて、「目標?目的?知らんけど?」と動ける人が実は最強なんじゃないかな?と感じるわけです。

多分、とても効率的とは言えない。ゴールが明確ではないのだから、空振りしたり遠回りしたり、心が折れてしまうこともあるでしょう。
それでも空振りして空気の重さを感じたり、遠回りして面白い道を見つけたり、心が折れて人のやさしさに触れたり。人生には無駄なことは一つもないのなら、きっと何かを感じて掴むものがあるんだと思うんです。

効率よりも、動いて自分なりの行き方を知っている。そんな生き方に惹かれるし、そんな風に生きていきたいなあ。


カレーを作ると決めずにおなかを空かせてスーパーに行く

おなかを空かせてスーパーに行くって、よく考えると最悪。散財してしまう。無駄にお菓子を買ってしまうし、菓子パンなんかも買っちゃうかも。ダイエットには向いていない。まあ、そこは強い意志で乗り越えるとしましょうか(笑)。
でも、おなかを空かせてスーパーに行くと生肉すらよだれが出るほどおいしそうに見えて(個人の感想です)、それとこれとあれを組み合わせてあんなもの作ってみようとか、あまりにもおなかすいてるから、惣菜買って即食べようとか、なんというか食欲も満ち満ちて、カレーを作るなんて決めなくても勝手にアイデアが湧いてきませんか?

これは、一日家にいておなかが空いていない時にスーパーに行っても何にも買う気がしないのに、ジムに行って腹ペコの日は、献立が次々に思いつき買い物が捗るという私の実感です。

だから何が言いたいかというと、たまにはおなかを空かせよう。
動いて、やってみて、好奇心の塊のままその道に咲いている花を摘みに行こう。動かないと、やってみないとどんな出来事も美味しそうには見えないから。ゴールなんて最初から考えると、決めたものしか食べられないんじゃないかな?

多分、私はゴールを決めることが自分にリミットをかける気がして嫌なんだと思う。今、私は何年か前には思いつかない人生を送っている、という実感があるのです。思いもよらなかった経験をするたびに出来ることが増えて、私の大事なリソースになっている。このまま、好奇心で動き続けるとどんな私になるんだろう。考えるだけでワクワクするし、楽しみでしかない。

ちなみに行先のわからない飛行機に、私は乗ってみたい派です。だって面白そうじゃないですか?



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