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かごフェス 記

所用でひとり鹿児島へ行くことになり、偶然にも同日に山形屋で 「かごフェス」が開催されていることを知る。鹿児島のクリエイターさんやこだわりの店が集結するイベントらしい。

「へええ時間あったら行ってみよ」と山形屋のホームページを見ながら考えていたところ、スクロールしていた手が止まった。


まち歩きの達人で田の神さぁに詳しい東川隆太郎さんのトークイベントがあるじゃないか!?!?

田の神さぁとは旧薩摩藩領を中心に建立されている民俗神


いそいそとスケジュールを確認し、予定より1本早めの電車で向かうことを決める。
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久しぶりのひとり鹿児島。子どもたちのいないお出かけは地面から足が3cmくらい浮いているような気になる。解放感にあふれているようでどこか心許ない。
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トークイベントは期待通りの面白さで、知らなかったこともいくつもあった。「(おそらくは)藩の施策ではなく民からのボトムアップで作られていった」という話は、ここのところ個人的なテーマである“市井の人々の足跡”とリンクして、とてもとても良かった。

絶対買おうと決めていた、さめしまことえさんの田の神ポストカードも手にできたし、会場内で見つけた 「かごやまザウルス」のステッカーに一目惚れして、こちらも購入🦕南九州の山×恐竜がモチーフのキャラクターで、とてもとてもかわいい。

田の神さぁポストカード
かごやまザウルス


少しの滞在時間だったけれど、とにかく感じたのは、「鹿児島」というコンテンツの強さ。桜島を真ん中に据えてみんなが手を携えているように見えた(実際はいろいろあるのかもだけど)。言い換えれば、「誇り」や「自信」。土地の文化や歴史を愛して、次の世代につないでいこうという気概のようなものが感じられて素敵だった。

翻って宮崎はどうなんだと思ったし、なんか、こう、自分の住んでいる場所をもっともっと好きになりたいと改めて思う。最近の田の神さぁ巡りもその一環なんだけど、魅力というか、自分が好きになれるポイントみたいなものがきっとどこかにあるんじゃないかな。

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