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【#4】35歳の子宮筋腫核出術 ~手術翌日:入院3日目~

手術翌日の朝、歯磨きとテレビで気分転換
2時間おきくらいで頻繁に目を覚ましながら、途切れ途切れに睡眠をとり、ようやく朝になりました。ちなみに手術後はカテーテルが入っているため、トイレに行く必要はありません。看護師さんがカーテンを開けてくれ、朝日を少し感じることができました。そして朝の検温などを済ませてから、ベッドの上で歯磨きをさせてくれました。大きく動くとお腹が痛いので体全体の可動域が狭く、とてもゆっくりな動作ではありますが、なんとか自分で歯磨きができました。「手術直後でも、自分で歯磨きできるんだ…!!」と謎の感動を覚えました。
また、この術後集中管理室?的なお部屋には、テレビも備わっていました。病室のテレビはテレビカードを買わないとみられない、つまり有料なのですが、ここのテレビは無料らしく、看護師さんが「テレビ見ますか?付けますね」と言って電源を入れてくれ、自由にチャンネルを変えられるようリモコンを渡してくれました。まだまだ痛み止めが手放せない状態だったものの、テレビを見る程度の元気なら十分にあったので、いい気分転換になりました。半日ほどスマホも見てなかったので朝のニュース番組をみながら世の中の時間が進んでいることを実感したり、バラエティ番組を見たりしながらゆっくり過ごしました。看護師さんは「今日のお昼前に、このお部屋から元の病室へ戻る予定ですので、また伺いますね」と言ってお部屋を後にされました。

病室へ戻る…その前に、足踏みチャレンジ!
手術後はできるだけ早く動いた方がいいそうで。痛み止めを使ってでも歩いた方が、内臓の癒着を防ぐのにいいみたいです。なので、手術翌日から歩行チャレンジが始まります。私は自分の病室へ戻る前の11時ごろに、一度歩いてみることになりました。寝ている状態からお腹が痛まないように立ち上がるには、かなりコツがいります。普段無意識にしている「起き上がる」という行為は、結構お腹周りをねじったり、力を入れたりしているんだなぁ。ベッドを限界まで起こして、看護師さんに助けてもらいながら、両腕をつかったりベッドの柵につかまったり、なんとかお腹の力を使わずに起き上がり、ベッドのふちに腰掛けます。寝る⇒座る、に体勢を変えるだけでかなりの重労働です。そして看護師さんが用意してくれた掴まり棒?のようなものに頼りながら、ゆっくり立ち上がりました。そしてその場で足踏みを10回。なんとか出来ましたがこれだけでかなり疲れました。頭がくらくらするし、なによりお腹が痛くてツライ、一刻も早く横になりたい…。しかしなんとか足踏みをこなせたことで病室帰還OKとなったようで、テレビのあるこのお部屋を後にすることになりました。ちなみに病室までの移動は車いすで行くかベッドのまま行くか選ばせてくれたのですが、座っているのもまあまあ辛かったので私はベッドのまま運んでもらいました。

病室に帰ってきた、続いて歩行チャレンジ!
無事病室へ帰ってきましたが、まだチャレンジは続きます。次は歩行チャレンジです。この歩行チャレンジに成功し、自力でお手洗いまで歩いて行ってベッドまで帰ってくることができると、カテーテルを抜くことができます。点滴、痛み止め、カテーテルと体にたくさん管が繋がっているので、一つでも抜けるのはありがたい。早速看護師さんに付き添ってもらいながら、チャレンジすることにしました。ところが、先ほどは寝る⇒座る⇒立ち上がるまでなんとかできたのに、今回は座った時点でかなり頭がクラクラして、どうにも立ち上がれそうにありませんでした。看護師さんに座った状態で血圧を測ってもらったら、かなり下がってしまっているとのこと。この状態で歩くのは危険だと判断し、今日の歩行チャレンジは失敗ということになりました。

昨日と変わらず、病室のベッドでも寝たまま一日を過ごす
というわけで、カテーテルは抜けず、この日も病室のベッドの上で寝てすごしました。食事もまだNG、水も飲めず、トイレにも行けないので、特にすることがありません。眠れそうなら寝て、お腹が痛くなってきたら痛み止めを押し、少し気分に余裕があるときはスマホで家族に連絡したり、動画を見たりしていました。この日の夫へのラインを見返すと、夕方ごろに「まだ傷は少し痛むけど、気分はそんなに悪くない」と送っていました。しかしその数時間後に「痛いよ~つらいよ~(;×;)」と言っていたので、まだ傷は痛んでいたようです。この日も痛み止めを使いながら、だましだまし眠りについていました。まだまだ「一晩中ぐっする眠る」ことは叶わず、夜中も良く目が覚めていた記憶があります。それでもいっぱい寝て、早く回復して、明日こそはトイレまで歩くぞ!!と思いながら夜を明かしました。

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