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理学療法士として得意な分野

足のアーチの記事をいくつか挙げてきましたが、今回はそもそも私が足の機能について勉強するきっかけみたいな話をしたいと思います。

プロフィールにもあるように、私が理学療法士を目指したのは高校時代に陸上部で顧問がおらず、自分たちで練習メニューを考えたことがとても楽しかったから、という由来があります。

トラック種目で走ることを専門にしていて、当時から素人ながらに唯一地面と接している足は大事ということで、よくも分からずに裸足でトレーニングしてみたり。

そんな感じで足の重要性に気づきながら理学療法士の養成校で勉強するわけですが、ここでもやはり足は重要だと教えられます。
#足だけじゃなくて
#他にも大事なことがある

最終学年では卒業論文が課せられますが、様々なテーマや部位がある中で、迷わず足部の研究を選択。
純粋に、足の指のトレーニングってどのくらいバランスに影響するのだろう?ということが知りたくて、関連する文献等々を読み漁ったことをいまだに覚えています。

無事に養成校を卒業して理学療法士免許を取得して働く中でも、足にまつわる疾患の患者さんがたくさんいて、学ぶ機会が絶えません。
理学療法士になって2番目にみた患者さんが「踵骨骨折」という、かかとの骨が折れて手術を受けた郵便局の配達員さんでした。
#いつまで覚えているの
#もちろん1番目も覚えている

そんな業務をしている中で、養成校時代に同級生だった理学療法士(別職場)から勉強会に行こうとお誘いを受けます。
#学生時代は不真面目な奴
#熱意がハンパない

それが、「あしべん」でした。足のことについてみんなで勉強しようという会、通称であしべんです。

人数は40人くらいの規模で、月に2回、2~3時間くらいの勉強会を1年通してやってました。
これがとてもとても楽しくて、学校では習わないようなディープな解剖学から運動学まで学び、触診し、評価し、翌日の仕事の中でもすぐに活用できるような、そんな勉強会だったことを覚えています。

このときに頂いた資料や冊子なんかはいまだにすぐに出せるところにあって、後輩に教えるときとかにめちゃめちゃ使っています。
#その資料古くないですか
#なんて言わせない

その後もちょこちょこと足に関する研修や講義なんかをいくつか聞いたりして、またそれを後輩に指導したりする中で、知識や技術を固めていった記憶があります。

理学療法士は、身体に障害のある方に対して、主としてその基本的動作能力の回復を最大限図るために、全身にある様々な関節や筋肉そして脳神経等々の知識を備えておく必要がありますが、
理学療法士それぞれにその得意な分野なんかがあったりします。

私はいまだに足が得意(というか好き)と答えますが、今回はそんな話でした。