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人検索の時代

インターネットが身近な存在になって、何でも調べれば情報が得られるという便利な時代になっていますが、
そういった情報検索の時代から、今はすでに人検索の時代へと変わっているという実感があります。

自分が病気になった場合、その情報はすぐにネットで調べることが出来て、まずは、どこの病院で診てもらえるのかな?というところから始まります。
病院に通っているうちにだんだんと情報も増えてきて、「どうやら〇〇病院の△△先生が良いらしいよ」という情報があれば、今度はその先生に診てもらいたい、に変わっていきます。
つまり、
〇〇病院に診てもらったら安心、ではなく、
〇〇病院にいる△△先生に診てもらいたい、といったように個人が検索の対象に変わってくることがあります。
(これは、「病院」を「介護施設」や「保育園」「クラブ」などの他の言葉に置き換えても同じだと思います)

訪問看護ステーションにおいても全く同じで、利用者さんからすれば、看護師なら誰でも良い、ではなくて、看護師の〇〇さんに来て欲しい、という状況が現場では少し前から起きています。

しかし、訪問看護や病院や介護施設などは、保険内(社会保障費が財源)でのサービスだったりするので、個人を指名したりすること(この看護師さんにずっとみてもらいたい、など)の是非は分かれるところかと思います。
#指名料なんてない
#1人の患者さんを支えるのは個人ではなくチーム

リハビリテーションにおいては以前よりその保険内でのサービスにかなり制限が加えられてきていて、
その背景からか、保険外(自費)でのリハビリテーションもちょくちょく見かけるようになってきました。
保険外であるがゆえに、完全に顧客とサービス事業者という関係性が際立ち、顧客がサービスを自由に選択できるという状況になっています。

この保険外リハビリテーションを受けたいと思う顧客にとって、
どういった「人」が診てくれるのか?という部分はかなり大きな要素となります。
#直接身体に触れるのがリハビリ
#信用できない人には触って欲しくない

個人が発信出来る時代になったからこそ、この「人」が信用できるのか否か、「人」が検索されて取捨選択される時代がきていると感じています。

社会保障費や税金などから供給されるサービスの中では、どうしても個人を自由に選べるところまではできませんが、
その中でもリハビリテーション分野は自費化が増える中で、そこに携わる理学療法士等はその信用を今まで以上に築かなければならないと思っています。

ではどういった「人」が相手から信用されるようになるのか?
まだまだ完璧な答えでは無いですが、とりあえず今の頭の中を整理するためにまとめてみたいと思います。
#続きは明日
#年内にまとめておきたい