北朝鮮のゴミ風船が気になる

私は、NHK Worldニュースを短くても数分間はシャドーイングするのをルーチンにしています。ニュースは悲惨で腹立たしい話が大半なので、気になるのは、少しクスっとする要素もあるニュース。

そのニュースは韓国に向けた北朝鮮の風船による対抗措置でした。(北朝鮮曰く)事の発端は、脱北者が、キム総書記の批判を書いたビラや韓国ドラマのUSBを、韓国から北朝鮮に風船で飛ばしたこと。それに怒った北朝鮮が、お返しに風船でゴミを送り付けているという話。

これが初めてでなく、少なくとも2016年位から続いているようなので、ご存じの方も多いかとは思いますが、念のため、NHKの日本語サイトを掲載します。

韓国軍“また北朝鮮から風船”キム総書記批判ビラの対抗措置か | NHK

北朝鮮といえば、大国なみに、極超音速 (hypersonic) ミサイルや弾道ミサイルの飛翔距離や精度も日進月歩で先端化しているのに、そんなレベルで真剣にやりあってるって、どういうことでしょう？

同じ民族だからか？東アジアの戦い方？イスラエルとハマスとの血を血で洗う争いや、ロシアによるウクライナへの侵略と比べると、最初に耳にしたときには、ちょっと子供じみた印象を受けますよね？

しかし、以下のCBC Newsを聴いてみると、これが子供の喧嘩の延長戦なのか、もっと深刻にとらえければならない兆候なのか、やはり不気味に感じます。2016年から続いている動きなのであれば、今更あわてふためくこともないのでしょうか？

しかし、ニュースキャスターが指摘する通り、韓国側から見たら撃ち落とすのは危険だし、あけてみるまで中身がわからない。街を歩くことができなくなれば、経済など、あらゆる活動が止まってしまう。

ちなみに、日本で平和に暮らす私が北朝鮮のパラシュートから人が降り立つ悪夢にうなされたのは数回どころではありません。韓国の人の心持ちを思うと、笑ってられない、考えさせられるエピソードでした。