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美味しい水出しコーヒーのレシピ

8月も最終日、少しずつ秋の気配を感じるようになりましたね。まだまだ夏を楽しみたいのになんだか寂しい今日この頃。
何か夏らしいこと、ということで、’’夏の自由研究’’してみました。

水出しコーヒーとは?アイスコーヒーと何が違う?

コーヒーは大概、お湯で淹れるものと言うイメージですよね。よくある急冷式のアイスコーヒーはお湯を注いで濃いめに抽出したコーヒーを氷で冷やしています。
では、水出し珈琲はどうでしょうか?
水出し珈琲、コールドブリュー、ダッチコーヒー、呼び方は色々ありますが同じもの。水で抽出した珈琲です。お湯よりも水で抽出する方が味が出るのに時間がかかりますが、ゆっくりとコーヒーの成分が抽出されるので、特に苦味の角が取れてよりマイルドな味わいになるのが特徴です。

専用器具のいらないお手軽水出しコーヒー

初めて自分で水出しコーヒーを作るまで、水出しコーヒーって専用ボトルとか必要なんでしょ?ハードルが高そう、と思ってました。でも、そんなことないんです。一度作ってしまえばそのお手軽さに驚きました。
作り方は簡単。100円ショップとかで売ってるお茶のパックに挽いた珈琲粉を入れます。あとはタンブラーとかポットとか、なんでも容器にお水と一緒に入れて一晩漬けるだけ。
作った水出し珈琲は冷蔵庫で数日は保存できます。パックを浸したままにしていると渋みが出てくるので、ちょうど良い濃さになったらパックは引き上げてくださいね。

水出し珈琲の作り方

ではここからは昨日の実験について。細かいことはいいから、とにかく美味しいレシピだけ知りたい、という方は、次のところは飛ばしてくださいね。

美味しい水出しコーヒーのレシピ研究

美味しい水出しコーヒーのレシピを求めて、以下4種類の条件で水出しコーヒーを作ってみました。使用するコーヒー豆と挽き目は同じです。

① 珈琲粉1:水1.66 の比率。最初に珈琲粉の倍量のお湯を注いで30秒蒸らし。その後水を追加。冷蔵庫で放置。
② 珈琲粉1:水1.25 の比率。冷蔵庫で放置。
③ 珈琲粉1:水1.66 の比率。冷蔵庫で放置。
④ 珈琲粉1:水1.66 の比率。常温で放置。

水出し珈琲実験

お水注いだ直後の写真です。①は最初に30gのお湯で蒸らしを加えているので既に濃い珈琲色になっていますね。
ラップをして、①〜③は冷蔵庫で、④は常温で放置しました。

水出し珈琲実験朝

朝です、いいお天気。7時間後から飲み比べスタートです。

7時間後…
①香りがいい。味も出てるが、普通のアイスコーヒーに近いクリアな味わい
②しっかり味が出ていて水出しらしいマイルドな口当たり
③やや水っぽく薄い
④マイルドだが雑味を感じる

8時間後…
①イガイガとした棘のある苦味が主張
②先ほどより濃くなってきた
③味が出てきていい感じだけどまだ出せそう
④後に引く苦味が強烈

9時間後…
②そのまま飲むのが少し辛いくらいの濃さ
③ちょうどいい濃度感
①④雑味がでて既に限界

11時間後…
全てのカップで渋さを感じました。今回の豆と挽き目だとこの辺りが限界そう。

美味しい水出しコーヒーレシピ(深煎り豆の場合)

今回は4パターン試しましたが、飲みやすくて美味しい水出しコーヒーのレシピは以下のようになりました。

挽き目 ドリップよりも少し荒め
珈琲粉と水の比率 1:16.5 ※例:30gの粉に500mlの水
つけ置き時間 8〜9時間

ミルクを入れて飲むなら少し珈琲粉を増やしてみたり、浅煎り豆なら挽き目や抽出時間をかえてみたり、自分なりにアレンジしてみてくださいね。

番外編:ミルク出し珈琲

ミルクだし珈琲(ミルクブリュー)も同じ要領で作れちゃいます。こちらは水出しと同じレシピか、珈琲粉をやや多めに使用した方が、コーヒーの味がミルクに負けることなく美味しくなりますよ。1:10〜1:12くらいがおすすめです。

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子供の頃、インスタントコーヒー少しにお砂糖を溶かして、甘いコーヒー牛乳を作るのが好きでした。ミルクブリューは、お砂糖なしでも牛乳の甘さが引き立っていてとろんとした口当たりが癖になります。

ではでは。

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