シネマ詠 弐拾 生と死のあわいに賭けるルーレット 触れるトリガー打懸ける信

画像1 シネマ詠 弐拾『ディアハンター』
画像2 1978年マイケル・チミノ監督 ベトナム戦争後遺症のアメリカ映画は実に多いが、この作品は<町>という小さな共同体で青春を謳歌する仲間が・・・ベトナムでは戦争が生死の紙一重で人生を覆うことの現実を痛みをもって体験する。ロシアンルーレットでは不死身だったのに友人が現れて<生>の希望を抱いた瞬間に<死>に取り込まれるという皮肉。 帰還した主人公が鹿狩りに行くと鹿を弾けなかった時、ほんとうは何を悟ったのだろう。

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