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あなたの認識が人生を創る

■「空(くう)」

部屋に鉛筆がおいてあります。
あなたに「これは何ですか?」と聞いたら、あなたは何と答えますか?「鉛筆」ですね。
では、あなたの犬はこれを何だと思っていますか?噛んで遊ぶための「おもちゃ」と答えるかもしれません。これも間違いではないですよね。

ではあなたも、あなたの犬も鉛筆が置いてある部屋から出たとしましょう。誰もいない部屋に置いてあるそれは、鉛筆ですか?おもちゃでしょうか?
それはどちらでもない、と言えます。でも、あなたがこの部屋に戻ってきた瞬間に、それは鉛筆である、と言えるようになります。
なぜでしょうか。それは、あなたが「これは鉛筆である」という認識を「それ」に与えているから。
でも「それ」自体が「鉛筆でしかないか」というと、犬にとっては「おもちゃ」なので、「それ」=「鉛筆」ではないのですよね。

何でもないけれど、何かになり得るもの。これを仏教の教えで「空(くう)」と呼びます。そして、私たちが人生の中に現れる「それ」に対して何を認識するかによって、人生は大きく変わっていくのです。

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ちなみに先ほど部屋の中に置いた「それ」は「ダイヤモンドだ!」と思い込むことができるかというと?そうではないですよね。
これはダイヤモンドだ!!!と思い込もうとすることをポジティブシンキングといいます。これは「空」の概念とは別ものです。

■人生の4フロア 1階-to me-

例えば、わたしが「仕事がなくなるかも」という問題に直面しているとします。
これを「人生が自分に対して向かってくる、迫ってくる」という感覚でいると、「わたしは被害者」になります。
「仕事がなくなる」のは会社の決定で、わたしはそれに対して何もできない、無理〜〜〜、仕事を奪われたわたしは被害者、という状態。

これ、人生が自分にむかってくる『to me(トゥーミー)』という状態にあります。仕事がなくなるかもしれない私は会社の決定に従うしかない被害者。仕事を失うのは会社のせい。どうすることもできない!
ですが実は、今目の前の現実は自分が作っている、ことに気がついていない状態です。

それが、「いや、もしこれを機に会社に行かず、家にいながらPCでできる仕事を始められたらいいな?」「やってみたかったライティングの仕事を始めるチャンスなんじゃない?」「週4日でいい仕事を探して、残りの時間を自分のスキルを上げられるような仕事ができたら、もしかして新しい道がひらけちゃったりして」

と思い始めたら、次のフロア。

■2階-by me-

次のフロア、『by me(バイミー)』の状態に入っていきます。
こうなったらいいな〜、こんなこと出来ちゃうかも!と「思ったことが叶っていく」ということに気づいた状態。あれ?わたしって頑張っちゃったら結構色々叶っちゃうんじゃないの〜〜??わくわくした思いで自分で自分の人生を選んでいる感じ。わたしから人生に向かって動いています。

ただし、ここで気をつけなければならないことが。
「何でうまくいかないの?」というマイナスに目を向けた瞬間に、わたしは加害者になり、自分自身を傷つけ始めます。
なので、マイナスにフォーカスしそうになったら、「 これが叶ったらどんな気分になるのかしら?」ということを考えてみて。

「うまくいかない、出来ない」ことよりも、「なりたい自分になった時の感情」にフォーカスをしてみるのです。

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■わくわくと感謝が夢を叶える

このわくわくした感情でいる時、ただ理想の未来を描いているだけでは、夢見る夢子さんになってしまいます。
この夢を現実化するのにはもう一つ必要なものが。それは、感謝。
ありがとう、という気持ちですが、ここでもポイントが。「〇〇だから、感謝」するのではなく、「今のままの状態でも十分満たされている」という気持ち。
わたし、今のままでもう十分幸せ❤️満たされてる❤️あと、これもしたい❤️
というと、周りのひとは何だか手助けしたくなってしまいますが、
わたしこれがしたいんですううう、いや、ほんと感謝してます!あと、これが出来たら最高なんですーーー!!!
という、どこか欠けているところを埋めたい、という気持ちがあると、言われた方は何だか自分から何か取られそうな気持ちになってしまって、ちょっと怖くなってしまいます。

なので、何があるから感謝、ではなく今のままのわたしで感謝、という気持ちが夢をどんどん叶えていくためのポイントなのです。
これが出来たら、幸せ!あれが出来たら、幸せ!という執着は捨ててしまいましょう。

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■3階-through me-

そうすると、期待はするけど執着しない、と思いが叶っていくみたいということに気づいていきます。これが『through me(スルーミー)』
この時は、コントロールしようという概念はなくて、自分を通してやってくるインスピレーションに従って動いていくと、一つ一つが繋がって形になっていく感じ。

「これが出来たらこんな感情」の、その感情でいること、つまり「ご機嫌」な状態でいるとどうやらうまくいくみたい。
ということは、外的な要因をどうにかしようとするよりも、自分の中を変えていく方が早いということに気づきます。

■トップテラス-as me-

わたしの内面を変えていくと、あなたとわたし、みんなとわたしの境界線がなくなっていくoneness=ワンネスの状態になります。この状態が『as me(アズミー)』うーーん、表現が難しいですね。。
プラスもマイナスも大きいto meに対して、認識を変えていくと、物事に対するプラス・マイナスの幅が小さくなっていきます。
つまり、起きていることに「いいこと」「悪いこと」はなく、「良いことだという認識」「悪いことだという認識」があるだけ。

例えば、大病にかかったとします。病気になる、ということ自体はよくないことですが、病気になったことで自分の食生活を見直し、運動習慣をつけて、病気になる前より健康的な体と習慣が身についた、としましょう。そう考えると、病気になったことはむしろ良かった、と思いますよね。

ここでの「病気になった」ということは、冒頭にあげた「空」なのです。
その出来事自体がいいも悪いもなく、そこにどんな認識をつけているか、それはあなたが決めています。だから、認識を変えることで人生を自分でコントロールすることができるようになっているのです。

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では、認識を変えるとは何をすればいいのでしょうか。
冒頭でお伝えした「空」の教えについて「ダイヤモンドの知恵」に書いたゲシェ マイケルローチは、「貢献」だと話しています。
日本一の個人投資家と呼ばれた竹田和平さんは「徳を積む」、京セラの稲盛和夫さんは「利他の心」と言いました。

誰かの笑顔のために。そして、貢献している自分を愛でること。小さな小さな貢献でも構いません。まずは1日1人笑顔にしましょう♬

そして眠りにつく前に「今日はこんなこと貢献できたなあ」と貢献した自分を愛でて眠りにつきましょう!それを続けてゆけば、確実にあなたの自己肯定感を上げ、認識を変える第一歩になりますよ✨

今回の学び...Himaraya 山﨑拓巳/明日の学び方、未来の学び方@癒しフェア1〜16より抜粋 /マイケル・ローチ1〜2「空」

Thank you!

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