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増えすぎてしまったものを2割減らす 3月−9

 気をつけていたつもりでも増えすぎてしまった、と思うものがあったら、年度の変わる3月に「暮らしの棚卸し」をして全体を見直し、2割を目安に減らす工夫をしてみましょう。

 たとえば衣類はサイズが変わって着れないもの、流行遅れのものを。
食器や保存食品、靴や本なども同様に。

 2割程度のスペースができると、物を探し安くなってきます。探し安く、取り出しやすい収納を維持することが、暮らしに無駄を出さない知恵。片付けようと思う前に、まずは物を減らしましょう。

 一時一世を風靡した「断捨離」では、「押入れなど見えない収納の中から3割を捨てる」「見える収納から5割を捨てる」「飾られているものは7割を捨てる」のが目安とされています。でも、持ち物の半分を捨てるのは、なかなかの判断が必要です。
 断捨離はちょっとランナーズハイのようなところがあって、手をつけはじめると爽快感があってどんどん捨てられるようになっていきます。この状態では、ちょっと判断を見誤ることもあるように思っています。捨てなくてよいものまで捨ててしまったり、ひとつひとつのものにしっかりと向き合う十分な時間が取れなかったり。

 2割ほどが、ちょうどいいと思うのです。
しっかり時間をかけて、自分が選んで買ったもの、いただいたもの、溜め込んできたものと向き合いましょう。そして、感謝して手放しましょう。


 暮らしは人生とつながっています。ぎゅうぎゅうに何かが詰め込まれた状態の場所に、新しい物は何も入ってこれません。
 ライフステージが変わるときに、暮らしに2割の隙間を作る。人生に新しい風を呼び込むための、大切な儀式のように思います。

izoomimomose 2020


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